ミックステープ文化論

小林雅明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784401644377
ISBN 10 : 4401644379
フォーマット
発行年月
2018年07月
日本
追加情報
:
223p;22

内容詳細

2017年グラミー賞で最優秀ラップ・アルバムを授賞したのはチャンス・ザ・ラッパーによる“ミックステープ”だった。

業界大手をも動かし、さらにあの保守的なグラミー賞が受賞資格まで変えるとは!
そもそも、ストリーミング限定の作品で、テープでさえないのに“ミックステープ”とは?
ある意味“最もヒップホップ的”な文化であるミックステープ、世界初の専門書登場!

【CONTENTS】
第1章 ミックステープの出現
1.ラップ・レコード登場以前
2.クラブプレイからミックスショウへ
3.ミックステープの完成〜『52 Beats』
4.ブレンドでミックスキングに
5.区切りの年、1991年

第2章 ミックステープ・ゲーム
1.エクスクルーシヴ
2.ジ・オリジネーター
3.ミックステープ・アウォーズと95年
4.録り下ろしフリースタイル
5.ミックステープの商業化
6.殺るか殺られるか〜ドキュメンタリーとして
7.コンピからアルバム型へ、DJからアーティスト主導へ
8.セルフ・ブランディングのツールとして
9.ニューヨーク以外の地域での興隆
10.アンオフィシャル・リミックスとジェイ・Z
11.ミックステープ発信体制の整備とフリーダウンロード

第3章 新たな局面へ
1.ミックステープ・ゲームの強制終了
2.ゲームの再起動とフリーダウンロード
3.ヒット・シングルを生み出すミックステープ
4.ミックステープの当たり年
5.変化するフリーダウンロードへの認識
6.ストリーミングで変わるミックステープの位置付け

【著者紹介】
小林雅明 : 群馬県生まれ、早稲田大学第一文学部卒業。主に映画、ヒップホップを中心としたブラック・ミュージック全般の執筆/翻訳を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しゅん さん

    「ミックステープ」という、いまいち内実の見えてこない、だがヒップホップでは明らかに重要なカルチャーを歴史的に概観する一冊。商品パッケージと産業構造と音楽スタイルのそれぞれの変化が、全てパラレルで起きていることがよくわかる。その変遷がヒップホップカルチャー黎明期から現代まで詳細に描かれていて、めちゃ学びがあった。大変な労作。当事者達のエゴと商魂のえげつなさもはっきり見えてくる。

  • 72ki さん

    80s終盤からのぼんやりヒップホップリスナーとしては、いろいろ懐かしかったり(Ron G!)、あらためて整理できたりでとても楽しい本でした。しかし言葉(用語)の定義も業界ルールも吹っ飛ばしながら道なき道をいまだに驀進するこのカルチャーのタフネスにはつくづく感心しきり

  • 河村祐介 さん

    特に後半、2010年代以降はメインの流れとニアイコールになってきてシーンそのものに。

  • halfpint さん

    『誰が音楽をタダにした?』を補遺する視点でも読める。

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小林雅明

群馬県生まれ、早稲田大学第一文学部卒業。主に映画、ヒップホップを中心としたブラック・ミュージック全般の執筆/翻訳を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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