愛を海に還して 河出文庫

小手鞠るい

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309409665
ISBN 10 : 4309409660
フォーマット
出版社
発行年月
2009年06月
日本
追加情報
:
15cm,189p

内容詳細

「わたしは、あなたに、恋しているのかもしれない。愛を語りながら、恋をしている。だって、切ないとか恋しいとか淋しいとか、そういう感情を、わたしはあなたに対して、抱いている。晴天の霹靂。…」愛の重みと恋の切なさ。ふたりの男性の間で揺れ動く女性の気持ちを見事に描いた渾身の恋愛小説。

【著者紹介】
小手鞠るい : 岡山県生まれ。同志社大学卒業。1981年、第7回詩とメルヘン賞を受賞。1993年、第12回海燕新人文学賞を受賞。2005年、『欲しいのは、あなただけ』で、第12回島清恋愛文学賞を受賞。2009年、原作を手がけた絵本『ルウとリンデン旅とおるすばん』(絵/北見葉胡)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。ニューヨーク州ウッドストック在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Mijas さん

    例えば、枯れてしまう前の花が惜しくて押し花にしてみたり、忘れてしまいたくない幾つもの言葉を書き留めてみたりするだろう。でも必ず消えてしまう運命。そんなことが書いてあったと思う。主人公のなずなが、二人の男性との在りし日を回想する。忘れられない人なのか忘れなければならない人なのか結局はわからなかったけれど、なずなは「あの頃のわたし」と訣別してアメリカに渡る。うしろを振り返る生き方はしない…と潔く自分の想いを葬ったはずだったのに「懐かしさと切なさが綯い交ぜになって洪水のように押し寄せてきてしまう」のだった。

  • coco夏ko10角 さん

    昔だったら主人公の選択に疑問を感じていただろうけど、今はなんとなくわかるかも。でも終わらせ方が、うーん…。

  • なるみ(旧Narumi) さん

    原田マハさんの解説がよかったです。

  • okame さん

    主人公の女性が恋に落ちて揺れ動く気持ちが丁寧に描かれている。でも、ラストが・・・。この本を手に取ったとき表紙の絵が綺麗だなと思っていたけど、読み終わってから見ると、そういうことだったんだと納得。なんとも言えない気持ちになりました。「人が『もしも』とそのことを仮定した時には、すでにそれは始まっている。」この一文にハッとさせられて、なんだか心に残ります。

  • ゆっ さん

    アメリカナイズ日本人女子、ニューヨーク、精悍な男性、フリーライター、猫、これを揃えれば7割強くらい小手鞠さんの小説が出来上がる。もう、お馴染み感が抜けないんだけど読んじゃうんだよなあ、一気に。タイトルで話の終わらせ方も連想させちゃうし。今回は『愛』と『恋』ってことがテーマだったのかな?って思います。

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人物・団体紹介

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小手鞠るい

1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。やなせたかし氏が編集長を務めていた『詩とメルヘン』に20代の頃から詩を投稿し続け、1982年に「詩とメルヘン賞」を受賞。1992年に渡米し「海燕」新人文学賞を受賞。2005年『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、2019年『ある晴れた夏の朝』で小学

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