遠慮深いうたた寝

小川洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309030036
ISBN 10 : 4309030033
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
248p;20

内容詳細

日々の出来事、思い出、創作、手芸、ミュージカル…温かな眼で日常を掬い取り、物語の向こう側を描く9年ぶりのエッセイ集!

目次 : 1 遠慮深いうたた寝(集会、胆石、告白/ 地雷だらけの世界で ほか)/ 2 手芸と始球式(手芸と始球式/ 指と果物 ほか)/ 3 物語の向こう側(干刈さんの指/ 二次会へ ほか)/ 4 読書と本と(官能とユーモア 田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』/ 恋をなくした時に読みたい本 ほか)

【著者紹介】
小川洋子 : 1962年、岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞を受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、13年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、20年『小箱』で野間文芸賞、21年菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    小説世界の構築においては、神秘的と評してもいいような小川洋子さんなのだが、こと日常生活ということになると、なんだかちょっとオマヌケなおばさんみたいである。本書の前半は、神戸新聞への連載エッセイなのだが、そんな等身大の彼女の姿を垣間見ることができる。編み物をしながら、阪神タイガースのチャンスが巡ってくると、密かに念を送るそうなのだが、そのくせ優勝を見ることができるのは、生涯に一度あるかないか、などと本音を漏らしてしまう。お連れ合いも何年経っても飽きることはなさそうだ。

  • starbro さん

    小川 洋子は、新作中心に読んでいる作家です。久しぶり約15年分のエッセイ集、タイトルも九谷焼による陶板画の装丁も素敵です。しかし著者が阪神タイガースファンで、甲子園で六甲おろしを唄っているとは思いませんでした(笑)著者の野望は、甲子園での始球式です🐯 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309030036/ 

  • けんとまん1007 さん

    「遠慮深いうたた寝」というタイトルに籠められた想いが、最後にあって納得。小川洋子さん、小説もいくつか読んでいるし、エッセイもそうだ。一種独特の世界を感じるのだが、改めて、いろいろ感じた。一つ一つを大切にしながら、いろいろな経験・知見を、ご自分の中で醸成されてくるのを、慌てずに待つ。それから、丁寧に組み立てる姿勢。とかく、スピードだけを優先しがちな今だらこそ、そんな姿勢に見習いたいものだ。

  • fwhd8325 さん

    この美しい表紙、まるで陶器のようです。そっと表紙を開いてみると小川さんの日常が綴られています。そこには、エッセイでありながらドラマを感じさせてくれる楽しい世界があります。小説の世界とは違う魅力にあふれています。「ベニスに死す」は小説は読んでいませんが、映画は何度も見ました。 わずか2ページの書評ですが、この物語の世界観が凝縮されているように感じました。

  • ちゃちゃ さん

    「想像してごらん」あぁ、そうなのだ。小川さんの耳元では絶えず誰かがささやいている。自分が見える世界、理解できる世界だけが、すべてではない。彼女の小説を読むと、「忘却の地層に埋もれた人間」が、鮮やかな輪郭をもって目の前に立ち現れる。小川さんの稀有な想像力によって、深い地層から掘り出された名も無い人間の営み。私たちは彼ら彼女らにそっと心を寄せて未知の世界を「想像する」。その豊かな響き合いに小川作品の魅力があるように思う。本作は様々な媒体に掲載されたエッセイ集。上記は特に印象的だった『忘却の地層へ』のレビュー。

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