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ISBN 10 : 4065245397
Content Description
強さと弱さ、理性と共感、自立する自己と依存する自己…、二項対立ではなく、そのあいだに見出しうるもの。自己と他者の関係性としての“ケア”とは何か。ヴァージニア・ウルフ、ジョン・キーツ、トーマス・マン、オスカー・ワイルド、三島由紀夫、多和田葉子、温又柔、平野啓一郎などの作品をふまえ、“ケアすること”の意味を新たな文脈で探る画期的な論考。
目次 : 序章 文学における“ケア”(“ケア”の価値が看過されるわけ/ ネガティヴ・ケイパビリティと共感力 ほか)/ 1章 ヴァージニア・ウルフと“男らしさ”(病気になるということ/ 負の「男らしさ」を手放す ほか)/ 2章 越境するケアと“クィア”な愛(ケアの倫理と民主主義/ 同性婚が認められない社会とオスカー・ワイルド ほか)/ 3章 弱さの倫理と“他者性”(ケアの倫理が問い直す正義論/ ロマン主義時代におけるケアの倫理 ほか)
【著者紹介】
小川公代 : 1972年和歌山県生まれ。上智大学外国語学部教授。ケンブリッジ大学政治社会学部卒業。グラスゴー大学博士課程修了(Ph.D.)。専門は、ロマン主義文学、および医学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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どんぐり
読了日:2024/12/03
ころこ
読了日:2022/10/22
フム
読了日:2021/09/18
ケイトKATE
読了日:2023/10/24
梶
読了日:2025/05/16
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