美森まんじゃしろのサオリさん 光文社文庫

小川一水

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334775568
ISBN 10 : 433477556X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
追加情報
:
272p;16

内容詳細

「まんじゃしろ」に祭られている美森さま。過疎が進む山村、美森町の守り神だ。去年越してきたなんでも屋・岩室猛志と、地元出身の大学生・貫行詐織は、町で起こる事件を解決すべく探偵ユニット“竿竹室士”を結成した。事件の数々は、美森さまのお使いが起こしていると言うが、それって本当…?不思議な存在と民俗学、SFが交錯する、新感覚のミステリー!

【著者紹介】
小川一水 : 1975年岐阜県生まれ。’93年「リトルスター」で第3回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞佳作入選。’96年『まずは一報ポプラパレスより』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞。2004年『第六大陸』、’06年「漂った男」、’11年「アリスマ王の愛した魔物」、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で四度の星雲賞を受賞。’05年には、『老ヴォールの惑星』で「ベストSF2005」第1位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ソラ さん

    読みやすくて良いし、普通の田舎舞台かなと思ったらSF的?なところもあって特徴となるところなんだけど、なんとなくオチがピンと来なかったかなぁ。

  • 緋莢 さん

    過疎が進む山村「美森町」に祭られている守り神の「美森さま」。死んだ人を家族の元に連れて行ってくれる、イノシシのように木を吹っ飛ばすなど、美森町で起こる不思議な事件は美森さまの使いが起こしていると言われ、それを岩室猛志と貫行詐織の探偵ユニット「竿竹室士」が解決していく連作短編集。帯に<民俗学×SF×ミステリー>とあるように、民俗学っぽい舞台に炊事ロボットなどテクノロジーも登場し、上手く融合しています。題材は好きですし、この作家の文章も苦手ではないはずなんですが、あまりハマれないまま終わってしまいました

  • Sakie さん

    杉江松恋の書評が気にかかった小説。よくできたラノベと思いきや、どこか変わっている。住民が高齢化した山村が舞台だ。何でも屋の若者と最新技術や機械で生活が持続できている設定。風景描写が、ただ今見ているかのように美しい。住んでいる者の複雑な気持ちが、自分のそれのように詳しい。『時代が進むとともに、入ってくる人たちも昔よりはるかに異質になった』。ここは著者の住む村なのか。新しい者と古くから住む者を融合させるための祭。変えるのではなく、生むための。最後の真っ白な大仕掛けも劇的で面白い。ミステリとしては少々難あり。

  • アラム さん

    SF作家の小川一水としては少々変わり種の作品。G県(岐阜かな)の田舎町を舞台に起こるちょっとした事件や出来事を、土地の神である美森さまのお使いの伝承を絡めて描く。とはいえ、SF作家らしく田舎ながらテクノロジーなブツもちらほらで、新旧入り混じった風景が楽しい。著作には、一本気な女性が多い作者だが、本作は少し悪い方向に一本気なのかなぁ、と。続編があれば、だんだんほぐれて行くのかな。

  • ソラ さん

    【再読】

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人物・団体紹介

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小川一水

1975年岐阜県生まれ。1996年、『まずは一報ポプラパレスより』で長篇デビュー(河出智紀名義)。2003年発表の月面開発SF『第六大陸』が第35回星雲賞日本長編部門を受賞して以降、骨太な本格SFの書き手として活躍を続けている。2005年の短篇集『老ヴォールの惑星』で「ベストSF2005」国内篇第1

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