夜行 小学館文庫

小学館

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094067033
ISBN 10 : 4094067035
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
304p;15

内容詳細

十年前、同じ英会話スクールに通う僕たち六人の仲間は、連れだって鞍馬の火祭を見物にでかけ、その夜、長谷川さんは姿を消した。十年ぶりに皆で火祭に出かけることになったのは、誰ひとり彼女を忘れられなかったからだ。夜は、雨とともに更けてゆき、それぞれが旅先で出会った不思議な出来事を語り始める。尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡。僕たちは、全員が道中で岸田道生という銅版画家の描いた「夜行」という連作絵画を目にしていた。その絵は、永遠に続く夜を思わせた―。果たして、長谷川さんに再会できるだろうか。怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。直木賞&本屋大賞ダブルノミネート作品。

【著者紹介】
森見登美彦 : 1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒業、同大学院修士課程修了。2003年「太陽の塔」で第一五回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で第二〇回山本周五郎賞を受賞。10年『ペンギン・ハイウェイ』で第三一回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    まことに怖い小説です。何か得体の知れない世界に潜り込んでいくような感覚が読者を落ち着かない気分にさせます。登場人物それぞれが語る物語、「尾道」「奥飛騨」「津軽」「天竜峡」「鞍馬」がバラバラのようで繋がっているように感じる。まさに夜はどこにでも通じているのだ。そして夜行とパラレルの状態で曙光がある。いや、パラレルの状態というよりは対極として曙光がある。いやいや、そうではなく夜行の末に曙光があるのかも知れない。そう考えるとこの不気味な物語にも救いと希望がある。

  • 『よ♪』 さん

    "尾道""奥飛騨"が舞台と聞き、これを独特な美しい日本語で表現するのだろうと思っていたが、よい意味で裏切られた。読み易い文章と裏腹に、描かれる世界観は一読では理解できないほど難解。この点に重きが置かれた作品。頁を行きつ戻りつ読み解くのが楽しい読書となった。十年前に失踪した長谷川さんの旧友五人。それぞれが「夜行」という銅版画作品に纏わる体験をしていた。そこで語られる非日常感は怪しさを増し、疑問は銅版画作者の住むアトリエに収束する。読後もうっすらと残る違和感。理性で納得できない不合理。二度読みしたくなる作品。

  • ふう さん

    不思議な物語でした。始まりはミステリーようにも思えましたが、だんだん悲しさの方が大きくなり、やがてとても寂しい世界を漂っているような気持ちになりました。自分のいる今の世界の裏にもう一つの世界があり、自分もそこに存在している…。そんな不可解な世界が、とある銅版画と「夜」で過去へ現在へ複雑に繋がり、最後は読んでいるわたし自身が寂しさに絡めとられないようにと願いながら読みました。鞍馬はいかにも闇と繋がっていそうなところですが、京都から離れた場所にもこんな闇があるんですね。若いときに何度も夜行列車に乗りました。→

  • sea&pink(しーぴん) さん

    読むのは3回目。漫画も同時に買ったので、照合しながらじっくり読みました。そうするとよくわかる、漫画で表現しきれないニュアンスの素晴らしさ。「湿っぽい落ち葉と土の匂い」「秋晴れの空が明るいせいで、かえってビルの谷間は冷え冷えとして、町全体が薄く翳っている」「日向でふくらむ布団」…数えきれないこういった描写により、自分が実際見ている夢のような、行ったことのない土地なのに匂いと温度まで感じられる臨場感で作品内に入り込んでしまいます。今回、不気味さだけでなく、喪失感、切なさも感じました。

  • katsubek さん

    思い起こしたのは、『遠野物語』である。不思議で、少し恐くて。そう、説明がつけられないことは、私達にとって、たいへん恐ろしいものだ。だから、パラレルワールド的な説明があると、少し安心する。が、実はそれも全てを解き明かしてくれるわけではなく、むしろ、不安を募らせるものでしかないのだ。森見作品の恐さはこういうところに真骨頂を表す。頁数が残り僅かとなる頃、はて、ホントに終わるのかと、心配まで感じさせられる。まちがいなく、森見はそういうところまで計算しているのだろう。コワイねー!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品