発見!不思議の国のアリス 鉄とガラスのヴィクトリア時代

寺嶋さなえ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779123092
ISBN 10 : 4779123097
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
追加情報
:
124p;22

内容詳細

この本ではアリスと一緒に、ヴィクトリア時代の文化や流行をたどっていきます。もしかするとあなたの身近にある食べ物や洋服、今では生活の一部となっているものも、この時代に生まれているかもしれません。それでは、アリスと一緒に発見しましょう!

目次 : 第1部 移動の文化(広がる空間/ アリスで発見!?ヴィクトリア時代の文化―移動編)/ 第2部 視覚の文化(見せる空間/魅せる空間/ アリスで発見!?ヴィクトリア時代の文化―視覚編)/ 第3部 競争の文化(生き物たちの集まる空間/ アリスで発見!?ヴィクトリア時代の文化―競争編)/ キャロルにまつわるエトセトラ

【著者紹介】
寺嶋さなえ : 東京大学大学院総合文化研究科・地域文化研究専攻修士課程修了(2010年)。専門は英米の文化研究。現在、日本女子大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 春ドーナツ さん

    内容の興味深さも然る事乍ら、レイアウトと口絵の質の高さが、アリス関連本の中でも一頭地抜いていると思う。19世紀英国はまた長篇小説の黄金時代でもあったけれど(そう思います)、コンパクトに纏まった本書をバックボーンにして、当時の本を紐解くと、より深く作品に没入できるかも知れません(希望的観測)。

  • ☆すずか☆fighters!o(`^´*) さん

    ヴィクトリア時代をアリスの物語と関係付けながら紹介。学生時代は興味を持てないどころか苦手だった歴史ですが、これなら興味を持って学べそう。

  • もりおか さん

    不思議の国のアリス、単なる児童文学でも言葉遊びに終始する本ではないこの物語の書かれたヴィクトリア時代の文化、経済、思想がかなり理解できた。小噺的に読むのも良し、当時の近代革命による生活や階級流動など英国史を学ぶツールとしても良し。ダーウィンの進化論の部分と、鏡の国のアリスの赤の女王のセリフの連関性、人間を生物の頂点とする考え方からの脱却など多くの重層構造でアリスは出来ている。 現在では、ロリコンであったという短絡的な表現がなされがちなルイスキャロルへの関心も更に強まった。

  • こずえ さん

    【★★★★★】「ヴィクトリア時代」と「不思議の国のアリス」を関係付けて様々な観点から解説しています。この時代にいろんなものが開発・発展してきたんだと勉強になりました。時代背景を知らずに読むアリスと知って読むアリスは見方が変わりますね。この本もですが、他の解説本も何冊か読むとアリスの世界観をより楽しめるのではないかと思いました。入門書にオススメな一冊です。

  • 三谷銀屋 さん

    ヴィクトリア時代の文化的背景から「不思議の国のアリス」に登場するモチーフを考察する。急速な都市化が進み、科学技術が発展し、人々の価値観が変わっていく一方で、人間の精神に様々な歪みや問題も生じてきていた時代の狂騒は、不思議な国のアリスの不条理で奇妙な世界にところどころ反映されている…のかもしれない。作品の時代背景が分かると物語の深みも増す事を実感。後半では、いろいろな翻訳者による日本語訳の対比も説明されていて面白かった。英語のジョークやユーモアをどう訳すか…本当に十人十色で難しそう。読み比べてみたくなった。

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寺嶋さなえ

東京大学大学院総合文化研究科・地域文化研究専攻修士課程修了(2010年)。専門は英米の文化研究。現在、日本女子大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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