宮部みゆき
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宮部みゆき レビュー一覧 2ページ目

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商品ユーザーレビュー

33件
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  • 文庫の分厚さと、二・二六事件という史実を題材とした...

    投稿日:2013/01/28

    文庫の分厚さと、二・二六事件という史実を題材としたものだということで、歴史に弱い私は、舞台が事件発生の年に移った直後まで「ごたごた用語が飛び交うややこしい話になると嫌だなぁ」と思っていました。しかし、さすがは宮部みゆき。そんな心配は杞憂で、瞬く間に夢中にさせられていました。気づけば猛スピードで読み進めていました。戦争に突入する大きな転換期であった歴史的事件を題材にし、そこにタイムトリップという非現実的な要素を絡ませたうえで、人間を描くことに何よりも重点を置き、時を経てもその普遍的に変わらない部分を見事に描ききっています。これだけの材料と発想ならば、下手をすると時代の動きやタイムトリップというところによがって、こねくりまわしてしまいそうな所を、きちんと【人間】に焦点を当て、しかもその大きな材料を効果的に使うことによって、ぶれることなく完成させています。最後の場面での主人公の語りかけには、ぐっとくるものがあり、あたかも自分もタイムトリップして、見てきたような気持ちになっていることに気づきました。同じ材料があっても、この作品は他の人には書けないだろうなと思える、宮部みゆきらしさが光る力作だと思います。 ミステリが好きですが、歴史物・自分がリアルタイムで知らない時代を背景にしたものは苦手で、それだけで敬遠していました。また、タイムトリップのような非現実的な要素を、リアルな日常という舞台に取り入れたお話はあまり好きではありませんでした。でも、宮部みゆきならば、こういった材料を方法の一つとしてうまく使って、主題が霞むような違和感を感じさせず、私のような読者でも引き込んでくれるんだと、改めて作者の筆力に舌を巻く思いです。 ミステリの要素は少ないですが、不可解な謎を追っていく展開もあるので、特に私のような「読まず嫌い」な若い読者にはおすすめしたいと思います。 読まず嫌いな面を変えてくれたかもしれません。間違いなく、私にとって大切な本の一冊になりました。

    peko-rock さん |20代

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  • 流石というと宮部さんには失礼だけれど、その筆の力に...

    投稿日:2012/12/07

    流石というと宮部さんには失礼だけれど、その筆の力には感嘆いたします。登場する人物の多さにもかかわらず、くっきりとそれぞれの人物が描かれていく文章力はこの作家の得意とするところですが、この作品でもそれは発揮されております。長い小説をだらけず、ぶれずにぐいぐい引き込んでいく展開は寝る間も惜しいほどです。こんな中学生が現実にいるかなあと思わないわけではないけれど、そこは筆の力で簡単に乗り越えています。そして小説に欠かせない『説』が内包されていますから、まさしく小説になっているというわけです。

    youone さん |60代

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  • 登場人物が多いが、一人ひとりの性格や個性が分かりや...

    投稿日:2012/10/06

    登場人物が多いが、一人ひとりの性格や個性が分かりやすく描かれており、話しもそれぞれの人物の視点で展開していき、流石は宮部みゆきです。テ−マが今の時代の問題を取り上げているし、だれる事なく741pを読破できます。全3部作ですが早く2部が読みたくなります。これはおすすめの作品です。

    活字中毒 さん

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  • 全5巻の文庫版を購入し、二日半で読了。終わりに近づ...

    投稿日:2012/02/08

    全5巻の文庫版を購入し、二日半で読了。終わりに近づくほど、「まだ終わってほしくないなあ」と感じました。おもしろかった!結末は少しあっけない感もありましたが、それ以外は読み応え十分で、引き込まれるストーリーでした。5巻分払って充分の価値がある本です。

    peko-rock さん |20代

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  • 初めて読んだ宮部みゆきさんの作品。男性作家のミステ...

    投稿日:2012/02/08

    初めて読んだ宮部みゆきさんの作品。男性作家のミステリばかり読んできたのですが、宮部さんの作品は本当に引き込む力があり、おもしろいなあと思いました。謎がじょじょに解明されていく展開に引き込まれ、一気読みしました。

    peko-rock さん |20代

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  • 入試を受けに行った浪人生が時間を遡ります。その時代...

    投稿日:2007/06/03

    入試を受けに行った浪人生が時間を遡ります。その時代の渦で巻き込まれる事件や…。 宮部みゆきの作品は、友情や愛情だったり家族の繋がりなど、絆が重大なキーワードですね。

    garden さん

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  • 宮部みゆきさんの得意な人間の情緒表現×江戸文化が惜...

    投稿日:2021/07/25

    宮部みゆきさんの得意な人間の情緒表現×江戸文化が惜しみ無く発揮された作品でした 現時点では謎の部分も多いので次回作が楽しみです

    A.Y さん

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  • 主人公がある日バスジャックに遭遇し犯人は拳銃を持っ...

    投稿日:2021/04/14

    主人公がある日バスジャックに遭遇し犯人は拳銃を持った老人だったが事件はすぐに解決する。 だが、被害に遭った乗客たちに次々に意外なことが起こる。老人の謎、乗客に広がる事件の波紋とは?杉村三郎シリーズ第3弾。 本作は700ページ近くの大作だが惹き込まれ一気に読んでしまった。面白い作品だと思うがラストの後味が悪くその点だけは残念でした。

    aozo さん

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  • 山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作とあり、...

    投稿日:2021/04/09

    山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作とあり、山本周五郎賞にははずれがすくないため積極的に読んでいます。社会派ミステリーというべきジャンルではないでしょうか。じっくり丁寧に書かれた良作だと思います。

    kotobuki さん |50代

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  • 非常に重いテーマを扱いながらスラスラと読み事ができ...

    投稿日:2021/04/08

    非常に重いテーマを扱いながらスラスラと読み事ができました。 クレジットカードによる破産を丁寧に説明する場面が特に印象に残り普段何気なく使用しているカードが使い方次第でこんなに怖くなるなんて。いろいろと考えさせられる作品です。

    aozo さん

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ありがとうございました

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