昨日がなければ明日もない

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163909301
ISBN 10 : 4163909303
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
追加情報
:
400p;20

内容詳細

杉村三郎vs.“ちょっと困った”女たち。自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザー。『希望荘』以来2年ぶりの杉村シリーズ第5弾!

【著者紹介】
宮部みゆき : 1960年東京生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。主な受賞歴:89年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞、92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年『火車』で山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    宮部 みゆきは、30年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。杉村三郎シリーズも読み続けています。安定の面白さの中編三本、オススメは、『絶対零度』です。スポーツは大好きですが、体育会系のノリは大嫌いです (@_@;)

  • 抹茶モナカ さん

    探偵・杉村三郎シリーズ。中篇3作収録。困った女性を巡る簡単そうな依頼が、殺人事件を炙り出す。このシリーズは、人としてどうなの?という登場人物を描く事が多く、読んでいて、自分はどうなのか、考えさせられるので、ズシリと来る。この本では、表題作の朽田三姫なんか、読んでいて、嫌な登場人物だけど、こういう人っているかもな、と感じる。『名もなき毒』の原田いずみから続くシリーズの特徴として、モンスターが登場して、そのモンスターと自分を照らして読んでみたりした。

  • 蒼 さん

    久々の杉村三郎シリーズ。相変わらず娘桃子との会話とその成長を心の糧に、極小零細探偵事務所長として綱渡り的日々の中、やるせなくやりきれない事件に巻き込まれる。自分で選び歩んだわけでは昨日のせいで、明日を狭められてしまった登場人物達に救いはあるのだろうか。特に表題作ではそのきっかけを杉村が作ってしまい、その結果杉村が背負う事実はあまりにも大きく取り返しが効かない。この先も彼は探偵として生きていけるのだろうか? 彼が背負うことになってしまった事実が読み手の精神を蝕む読後感だった。

  • R さん

    謎が解けたからといて、スカっとするものではない。事件の本質は謎解きではなく、その裏側にある人間模様なんだなと突きつけられるような物語でした。3篇の物語があるのだけど、結末が悲惨なものが多く、謎解きがまた新たな事件を起こしてしまうようなこともあり、悲しいことが多かった。自分本位であるということが、悪意になると、周囲が負担を強いられるという、よくある現実社会の縮図みたいなのも見られたのだが、そういうものをどう解決したらいいか、探偵には手の余るものだと痛感である。

  • Tanaka9999 さん

    「絶対零度」「華燭」「昨日がなければ明日もない」の3編。1篇目と3編目には、どうにも嫌な人が出てくる。1編目は最後まで嫌な話でどうにもならない。3編目は、結局殺人を犯してしまった登場人物の悲しさが胸に迫ってくる。

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