ソロモンの偽証 第2部 決意

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103750116
ISBN 10 : 4103750111
フォーマット
出版社
発行年月
2012年09月
日本
追加情報
:
715p;20

内容詳細

もう大人たちに任せておけない――。保身に身を窶す教師たちに見切りをつけ、一人の女子生徒が立ち上がった。校舎を覆う悪意の雲を拭い去り、隠された真実を暴くため、学校内裁判を開廷しよう! 教師による圧力に屈せず走り出す数名の有志たち。そして他校から名乗りを上げた弁護人の降臨。その手捌きに一同は戦慄した……。

【著者紹介】
宮部みゆき : 1960年、東京生れ。’87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’89年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。’93年『火車』で山本周五郎賞を受賞。’97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。’99年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、’02年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。’07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    第二部は藤野涼子が 主導する学校内裁判への 道。 受験を控えた中三の 微妙な心情が見え隠れして 面白い。他校からきた 弁護人神原和彦の登場が 物語に微妙な緊張感を 与えている。亡くなった 柏木卓也とはどういう関係で なぜ弁護人をやろうというのか。 両親が事件で亡くなった彼の 心にはなにが刻まれているのか。 そして不気味なまでに、大人 たちが推理に登場しない その描写には著者のある意図が ある気がしたのだが.....

  • どんちん さん

    第T部より場面展開はあちこち飛ばず、自分の中でけっこう整理できたかなw なんとなく”こっち”に誘導したいという作者の思いあるように感じ、ひっかからないぞと強い思いで読んだものの、それでも神原和彦、お前は怪しすぎなんだよなw 裁判準備のシーンは学校内だけに登場人物が増えてくるが、金八先生(古っ!)のような学校TVドラマのホームルームようで、これを活字にするとこんな感じかな?と別の意味で楽しめた。裁判準備で終わったU部であったが、V部でのドンデン返し?の伏線もチラホラと感じる。さて、どんな結果となるか!

  • emico さん

    第2部読了。学校内裁判を行う事を決めた涼子が動き出した2部は、事件の整理や、1部では見えてなかった事柄、それにそれぞれの想いや考えが細かく描写されていて、気が付けばどんどんと読み進めちゃってました。いよいよ事件の裁判が始まる3部も楽しみです。

  • めろんラブ  さん

    第U部、サブタイトルは「決意」。真実をつかもうとする登場人物各々の決意は、それに至る過程も含め、壮絶で悲壮感すら漂う。アイデンティティー確立の準備期間にある彼らにとってこの裁判を執り行うことは、高らかな精神の自立宣言かつ自己肯定感獲得の為の通過儀礼のよう。大人の黄色く澱んだ眼には捉えられない叫びの塊が、子供たちの清浄な瞳にはきっと映ると信じたい。事実とは必ずしも一致しない「真実」にどう向き合うのか。その痛みに耐えられるのか。クライマックスに向けて助走は十分。第V部では、恐れることなく存分に跳んで欲しい。

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    「責任があるからです」なぜ弁護人になった?涼子の父(刑事)の問いに、ぽつりと本音がこぼれ落ちたような言葉。1巻で謎の鍵を握ると見ていた少年は、東都大学付属中3年・神原和彦として登場し、学校内裁判の弁護人となる。危うく殺人を犯すところだった野田健一をして「本当に対岸を見て帰ってきた少年」と言わしめる重い過去を背負った神原。小学5・6年時と、以降は塾で卓也と友人だったという彼の存在は、1巻以上に謎を深めるばかり。「神原和彦には秘密がある。健一から隠し、両親にも隠し‐この裁判全体からも隠していることがある」→

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人物・団体紹介

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宮部みゆき

1960年東京生まれ。東京都立墨田川高校卒業。法律事務所などに勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。93年『火車』で山本周五郎賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞。02年司馬遼太郎賞と芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、07年

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