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そして少女は加速する

宮田珠己

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344044845
ISBN 10 : 4344044843
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

それは、あまりに儚く、あまりに永い、「一瞬」――。
わずかな一瞬で悪夢に陥る、バトンミス。期待された400メートルリレーで勝利を逃した高校女子陸上部が、どん底から這い上がる!圧倒的感動を呼ぶ、青春陸上小説。

高幡高校陸上部の女子リレーチームは、バトンのミスによりインターハイ出場を逃していた。
傷が癒えないメンバーを抱え、それでも来年に向けて、新しいメンバーで再始動。
しかし、選手の怪我、校則違反・部則違反、チームメイトの家庭問題、恋愛問題、他校ライバル選手への嫉妬、そして将来の進路の悩みなど、次々に試練が。
さらに正規メンバー枠の争奪戦もし列になり‥‥。
果たして彼女たちはインターハイに出場できるのか――。
+++++
100分の1秒が勝敗を分ける短距離競技は、天国も地獄も紙一重だ。
個人競技でありチーム競技でもあるリレーの魅力を、とことんまで描いた!
悔しさも、涙も、喜びも、ときめきも全部乗せ!のド直球な青春陸上物語。

【著者紹介】
宮田珠己 : 1995年に『旅の理不尽〜アジア悶絶篇』を自費出版しデビュー。以来、紀行エッセイを中心に、日常エッセイ、書評、小説なども執筆。『東南アジア四次元日記』で第3回酒飲み書店員大賞、『ニッポン47都道府県 正直観光案内』で第14回エキナカ書店大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • hiace9000

    初執筆スポーツ小説とは到底思えない軽快で疾走感溢れる筆致! 高校生女子陸部ランナーたちのレアでリアルな日常をベースに歓喜と挫折、葛藤と決断に揺れる内面を瑞々しく伝える描写! 何より多人数を遷移する視点をまさにバトンを繋くかのようにリレーする描きは、物語そのものが"4継"。無慈悲なまでに運では勝てない陸上競技。成長途上、未完成で角だらけ、ぶつかり削られ傷つく彼女ら。その真っ直ぐなリアルにこだわった青春群像劇ゆえに、終盤になると伴走する読み手は、仲間が待つバトンをつなぎきれ!と、もはや溢れる涙との戦いだった。

  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

    (2025-180)【図書館本-119】陸上強豪校高幡高校陸上部、女子ショートスプリントのメンバー。ストイックなあかね、陸上初心者の風香、記録が伸び悩む百々羽…。個人競技である陸上の中で、数少ないチーム競技であるリレー。チームであり、ライバルである彼女達が、それぞれの想いを抱えながらもインターハイ出場を目指す。あの宮田珠己さんが小説を書いた。しかもいつものおちゃらけエッセイを封印して、爽やかな青春物とは驚きました!ど真ん中ストレートの青春&スポーツ小説。良いねぇ、こういうの。面白かったです。★★★★

  • えんちゃん

    そして読者も加速する!高校陸上部の4継(100mリレー)に賭けた少女たちの青春スポーツ物語。伸び悩み・嫉妬・ケガ・バトンミス・プライド・貧乏・将来の不安・・・等身大の悩みを全て置き去りにするかの如く加速する少女たちが眩しくて気持ちいい。インハイ予選のラストはスラダンの海南戦みたいに息を止めて見守ってしまった。「自分の努力の最高地点」って良い言葉だなあ。努力した人にしか見えない景色。やはりスポーツは素晴らしい。感動です。

  • 信兵衛

    スポーツ小説、それも団体ものとなれば面白いのはお約束ごとのようなものですが、陸上の短距離リレーともなると、その面白さが際立つように感じられます。 そして、インターハイ出場を賭けた、勝負のレース場面、もうこれは飛び切りの面白さです。読んでいるだけでも、つい力が入ってしまうぐらい。

  • Yutaka Matsuzawa

    高校陸上部、女子4×100mリレーが題材の小説。主役はリレーメンバー5人。部活に対する関わり方がそれぞれ違い面白い。著者は脱力系紀行エッセイの宮田珠己。なのにいつもと全然違い新たな才能を見せつけられた。細かい心理描写、記録の出ない焦り、試合前のヒリヒリ感などがほんとリアル。私は陸上競技だと箱根駅伝しかわからないのだが、スプリント競技のシビアさを痛感した。また仲間を想う気持ちや意外な結末など青春小説としてもグッド。ページ数はあったのに読むスピードがずんずん加速する面白本だった。◎

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