イスラム潮流と日本 イースト新書

宮田律

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781650449
ISBN 10 : 4781650449
フォーマット
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
269p;18

内容詳細

「イスラム国」に世界中の若者たちが向かうのはなぜか?欧米の「二重基準」と「不正義」に反発する若者たちに内在する疎外感。中東イスラム問題の専門家、国際政治学者として「報道ステーション」出演でも知られる著者が、長年にわたる中東イスラム研究から描くアメリカのイスラム政策の挫折、ガザ問題に見られるイスラエル国家の本質、混迷する中東情勢、ウクライナ情勢が与えた中東世界への影響、イスラム世界と日本の関わり、国際政治の舞台裏を歴史的考察をふまえ論考する緊急出版の書!

目次 : 第1章 アメリカのイスラム政策の挫折/ 第2章 ガザ問題に見られるイスラエル国家=シオニズムの矛盾/ 第3章 いよいよ混沌とする中東イスラム世界/ 第4章 ウクライナ情勢をめぐるムスリムたち/ 第5章 イスラム世界の愛の情感/ 第6章 日本とイスラム世界のヒューマニティ/ 第7章 二〇一四年ガザ攻撃をめぐる親日の輪

【著者紹介】
宮田律著 : 1955年山梨県甲府市に生まれる。1983年慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。カリフォルニア大学ロスアンゼルス校(UCLA)大学院歴史学科修士課程修了。現代イスラム研究センター理事長。現代イスラム政治研究・イラン政治史を専門とし、イスラム過激派の活動およびイデオロギーの解明をテーマに数々のイスラム国・地域を取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • niisun さん

    多年に亘ってイスラム地域の研究に従事し、「現代イスラム研究センター」まで創設している著者らしく、ムスリムの方々に寄り添い、ダブルスタンダードな欧米を不正義とする立場から書かれています。その姿勢について、良い悪いということはまったくないのですが、ちょっと情緒的な文章になっているような気もします。また、帯に「緊急出版!」とあるように、多種多様な文献やご自身の著書『イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか』の引用が多く、日本とのかかわりに関しては、力技でまとめられている感も否めませんね。

  • skunk_c さん

    ベテランのイスラーム研究者が、イスラム国を初めとした中東の混乱の中で緊急出版した書。そのためとっちらかった印象(実際校正も十分でない箇所が散見される)があるけど、ガザの子どもに寄せる思い、イスラーム社会と日本の現在に至る信頼関係の維持に対する憂いなど、長年研究を続けてきた著者の人間性が良く表れている。現在進行中の人質問題を考えるにも有益なヒントが多い。

  • tykhobluemoon さん

    多くのメディアで報道される内容は欧米側からの情報にあふれているので、ムスリムに沿った視点で書かれたものを読んでバランスを取ろうと思い手に取りました。 宮田氏の本は豊富な資料の裏付けがあって中立的な視点、というイメージがあるのですが、この本は少々とっちらかっていて情緒的に書かれているような印象でした。

  • shushu さん

    真ん中辺りで紹介されているルーミーの詩(何をするにも導きが必要となる 希望という名の導きが)やキアロスタミの「桜桃の味」のセリフ(「あんたの目が見ている世界は本当の世界と違う。見方を変えれば世界が変わる。幸せな目で見れば、幸せな世界が見えるよ。・・・人生は汽車のようなもの、前へ前へ、ただ走っていく。そして最後に終着駅に着く。そこが市の国だ。死は一つの解決法だが、旅の途中で実行したらだめだよ。希望はないのか?朝起きたとき、空を見たくはないかね?夜明けの太陽を見たいとは思わないかね?

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