潮音 第一巻

宮本輝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163919362
ISBN 10 : 4163919368
フォーマット
出版社
発行年月
2025年01月
日本
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

幕末・維新の激動に立ちむかった「富山の薬売り」たちの知恵と勇気。
人を導く、「大いなる力」とは何か?
人間を描き続けてきた宮本文学の集大成にして初の歴史小説、堂々の開幕篇。
幕末の越中富山に生まれた川上弥一は、藩を挙げての商い・売薬業に身を投じる。
やがて薩摩藩を担当する行商人となった弥一は、じょじょに薩摩藩の内情に通じてゆき、薬売りと薩摩藩をつなぐ「秘密」に気づき始めるーー
黒船来航、幕府の危機を背景とした壮大な物語が、今はじまる。
第二の開国(グローバリゼーションや通貨変動)にさらされる現代日本人にとって「羅針盤」となる大長編!
全四巻それぞれに違った著者直筆の「ことば」が入った特典「讀む藥」付。

【著者紹介】
宮本輝 : 1947年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため二年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『道頓堀川』『錦〓』『青が散る』『流転の海』(全九部。毎日芸術賞)『春の夢』『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞)『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)等著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    宮本 輝は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。構想二十年、執筆十年、著者初の大河歴史小説巨編、全四巻2,000頁、四か月連続刊行の一冊目、堂々の開幕篇でした。越中富山薬行商人のこじんまりと話かと思いきや、幕末から明治激動の時代、日本・諸外国を巻き込んだ壮大な物語です。今から第二巻(2月下旬刊行)が待ち遠しい、著者晩年の代表作の予感、少し気が早いですが、今年のBEST20候補となりました。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163919362

  • ゆみねこ さん

    宮本さん初の歴史小説。幕末動乱の時代、越中富山の薬売り・川上弥一の物語。富山の薬売りの歴史、薩摩との関わり、とても興味深い。四ヶ月連続刊行ということなので先が楽しみ!

  • bach さん

    構想から上梓まで20年かけた宮本輝さん初の時代小説。先日の発刊記念トークライブでのお話し。「潮音」というタイトルについて/日々のニュースは表面的で、それが世の中の全てのように報じているが、実はその下の深層にとてつもなく巨大な力で音もなくゆっくりとした動きの層がある。誰も押し留めることができない水底の巨大な潮の音。実はこのうねりの中に人生があり、世の中を動かしている。これを見なければいけない…ということを言いたかったと話されていました。斉彬公亡き後の薩摩藩での売薬は?弥一に求められた大きな心とは?

  • ままりん さん

    始めの方は、ちょっと読みにくいなぁと思ったけど慣れてきたら引き込まれて楽しみになってきた

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宮本輝

1947年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため二年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『道頓堀川』『錦〓』『青が散る』『流転の海』(全九部。毎日芸術賞)『春の夢』『優駿

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    宮本輝『潮音』第1巻 1月20日発売

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