雍正帝 中国の独裁君主 中公文庫

宮崎市定

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122026025
ISBN 10 : 4122026024
フォーマット
出版社
発行年月
1996年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,264p

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
かなり前に中国歴史ドラマで「宮廷の諍い女...

投稿日:2021/02/22 (月)

かなり前に中国歴史ドラマで「宮廷の諍い女」が人気だった。ドラマとしては面白かったが、好色な皇帝が雍正帝とされていたのには違和感が拭えなかった。ドラマをご覧になった方には、中国史の泰斗によるこの名著を読んで、勤勉に政治をひたすらに行い、過労死してしまった雍正帝の真の姿を知って頂きたい。

トロ さん | 不明 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • パトラッシュ さん

    雍正帝時代の政治の実態を知ると、習近平の君臨する現代中国との共通点に驚く。どちらも寛仁大度の君主とされた康熙帝やケ小平時代の影の部分であるボス政治の実態を見抜き、自分が頂点に立てば腐敗を許さない社会をつくろうと念願する。目指すところは共に真面目で有能な専制君主が巨大帝国を思い通りに統治する独裁体制であり、規律と勤勉と清潔に支配された官僚機構を望んだ。二人は完璧を求める理想主義者かもしれないが、やり方はスパイによる情報収集と反対者の粛清という恐怖政治なのも共通だ。300年前の歴史の繰り返しを今見ているのか。

  • MUNEKAZ さん

    東洋史の泰斗による雍正帝の評伝。自らの地位を天命と思い、独裁政治に励む生真面目な姿が描かれている(日本史でいうなら徳川秀忠あたりが思い浮かぶ)。密偵を駆使して汚職を取り締まり、部下からの報告書には自ら朱筆を加える。こういう君主を理想と思う人もいるかしれないが、仕える臣下からしたらこんな上役いやだろうなというのが率直な感想。また補論での雍正帝の始めた奏摺政治が、乾隆帝以後の軍機処政治に繋がっていったという指摘も興味深い。

  • てら さん

    皇帝は赤ペン先生だった!…というコピーをつけたらバカ売れ?という冗談はおいといて、さすがの宮崎市定、これまた名著でした。他の著作と同様、読みやすく面白く内容が深いという、非常に難しいハードルを超えています。おそらく世界史上もっとも「勤勉な皇帝」の、短くも壮絶な(そして地味な)治世を知るのにこれ以上の入門書は無いと思います。

  • BIN さん

    康煕帝と乾隆帝の間で影の薄い雍正帝。北条早雲と氏康の間で影の薄い氏綱と同様に雍正帝も優秀だった。後継者を定めると後継者が驕りサボったり、派閥争いも起きることから開示しないようにして皆切磋琢磨させたり、地方官からの書状に対して赤ペン先生したり、独裁政治の基礎を築いたりと超有能。ただ雍正帝だからできることで他の皇帝ができそうにもないなとは確かに思う。意訳なのかもしれんがやりとりがコミカルで楽しい皇帝です。

  • バルジ さん

    異民族から出た「中国の独裁君主」雍正帝の伝記。著者の軽妙洒脱な語り口にぐっと引き込まれ楽しい読書になった。予期せぬ人選で父康煕帝より後継指名されま雍正帝は自身と天下を同一視し、ドス黒い孤独を抱えざるを得ない「独裁君主」として振る舞う。それは身内をも容赦なく弾圧し攘夷の気風を未だ抱く漢人士大夫達の筆禍事件を引き起こすが、本人は至って真面目である。地方の実情を地方官・密偵双方に報告させ自身で政治判断を行い、それは深夜にまで及ぶ。しかしこの真面目な独裁君主は雍正帝個人の代物であり制度ではない。ここに弱さがある。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品