三国志名臣列伝 蜀篇

宮城谷昌光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163916613
ISBN 10 : 416391661X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年02月
日本
追加情報
:
288p;20

内容詳細

関羽と張飛は、顔をみあわせた。あれほど激しく怒った劉備をはじめてみた。政府のために誠意をもって戦ってきた劉備は、その政府の汚濁がゆるせなかったのであろう。―玄徳はめずらしいほど無垢な人なのだ。関羽はここで劉備の本性をみたおもいで感動した。けがれる一方の世で、どこまで無垢をつらぬいてゆけるか、それをみとどけたくなった。

目次 : 関羽/ 張飛/ 諸葛亮/ 趙雲/ 李恢/ 王平/ 費〓(ひい)

【著者紹介】
宮城谷昌光 : 1945年、愛知県蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後、帰郷。長い空白を経て、「王家の風日」を完成。1991年、「天空の舟」で新田次郎文学賞。同年、「夏姫春秋」で直木賞。1993年度、「重耳」で芸術選奨文部大臣賞。1999年度、司馬遼太郎賞。2001年、「子産」で吉川英治文学賞。2004年、菊池寛賞。2006年、紫綬褒章。2015年度、「劉邦」で毎日芸術賞。2016年、旭日小綬章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 旅するランナー さん

    関羽·張飛·諸葛亮·趙雲·李恢·王平·費禕。名臣たちが劉備玄徳に出会う経緯からその死まで。各々による劉備評が面白い。危地に陥ると、妻子をほったらかしてスタコラサッサ〜と逃げるのに、徳があり適材適所に人を登用する人物だったようです。書物としては全体的に淡々としてますが、三国志ファンには重々楽しめる内容です。僕の推しメンは趙雲なんですけど、この本を読んで、更に推し度が高まりました。

  • Die-Go さん

    図書館本。三国志の中でも主役級の扱いを受ける蜀の名臣を取り上げる。関羽、張飛辺りは有名な話が多いが、諸葛亮や趙雲の話は知らないことが多かった。少しダイジェスト気味になってしまったのは残念だが、読みごたえはあり!★★★★☆

  • R さん

    関羽、張飛、趙雲、諸葛亮といったメインどころから、費緯等劉備死後の忠臣も扱って、短編集なのに全体で蜀史そのものを描いているようですごく面白かった。張飛の扱いがよくて、いわゆる可愛い三男坊のそれではなく、ちゃんと将軍として成長していく様が描かれていて気持ちよく読めた、それでいて悲しい最期というのがいかにも蜀だわ。王平と魏延の話なども面白いのだが、趙雲と孔明があまり仲良くないという描き方が、個人的には新鮮だった。実際年齢的にはそうかもなと思うのである。

  • 巨峰 さん

    関羽、張飛、諸葛亮、趙雲というメジャーな蜀の名臣を取り上げているのがまず嬉しい。趙雲はなかなか飛び飛びでしか語られない印象をこれまで持っていたので、更に嬉しかった。宮城谷さんらしく、主人公よりもその主人公に影響を与えた人、主人公から影響を与えられた人が光るという筆の効果で、何より光るのは劉備なのです。

  • 楽 さん

    魏篇に続きえらく高い。関羽、張飛、孔明など有名どころばかりで新たに得られるものがあるのかと思ったが杞憂だった。さすが宮城谷先生である。後漢、魏篇と異なり、蜀は劉備や孔明の行動と切り離せずどうしても重複する部分が多くなるが、荊州に切り離されて生まれた関羽の悲劇。張飛の容貌を気にする先生。豹頭、まるい眼、虎ヒゲとあると劉禅の皇后になった娘二人の容貌も父似ではと思ってしまうが、先生は皇后になるほどの娘の父だからと、あるエピソードを添えて逆の話をされる。眉目秀麗な張飛というのも想像しづらいが(笑)

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宮城谷昌光

1945年、愛知県蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後、帰郷。長い空白を経て、「王家の風日」を完成。1991年、「天空の舟」で新田次郎文学賞。同年、「夏姫春秋」で直木賞。1993年度、「重耳」で芸術選奨文部大臣賞。1999年度、司馬遼太郎賞

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