デスマーチはなぜなくならないのか IT化時代の社会問題として考える 光文社新書

宮地弘子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334039547
ISBN 10 : 4334039545
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
追加情報
:
253p;18

内容詳細

それは「地獄」でもあり「悦楽」でもあった…。「ブラック」では片づけられない真実。当事者の証言の分析から明らかになった驚愕の事実とは?自らソフトウェア開発に携わっていた、新進気鋭の社会学者による瞠目すべき論考!

目次 : 第1章 究極の迷宮―どのようなものづくりとも異なるソフトウェア開発の特質/ 第2章 「デスマーチ」の語り―ソフトウェア開発者たちに聞く経験/ 第3章 当事者にとっての「デスマーチ」の経験とは/ 第4章 「人々の社会学」という考え方―逸脱の問題から常識の問題へ/ 第5章 「あたりまえ」の起源を探る/ 第6章 今、「デスマーチ」が問題化していることの意味/ 第7章 IT化時代の社会問題としての「デスマーチ」

【著者紹介】
宮地弘子 : 学習院大学大学院修了後、ソフトウェア開発企業二社に勤務。組み込みシステムやアプリケーションソフトウェアの受託開発・自社製品開発にエンジニアとして携わる。その後、筑波大学大学院にて博士号取得(社会学)。専門分野は、現象学的社会学、エスノメソドロジー、主にIT業界をフィールドとした働くことをめぐる諸問題の社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ロア さん

    毎月残業200時間超でも文句も言わず粛々と勤務してるおじさん達の姿が私には信じられず、本当に不思議でならなかったけど、なるほど、「地獄」でもあり「悦楽」でもあるのね。分かる気がする(´・д・`)でもそれを、これからIT業界に入ってくる若者達に期待するのは無理でしょ。かといって、自主的に改善されるとも思えないし。となると、国が見当はずれのルールを作って押し付けてきて、結果さらに混乱する。。。というパターンしか思い浮かばないや(´д`)

  • ふろんた さん

    文章や取材が雑で学ぶほどのものがなかった。思考が「貧すれば鈍する」で、体質として根付いちゃってるのかな。組織を離れるしか道はないのかも。

  • さとうしん さん

    IT企業のデスマーチの原因を、ソフトウェア開発は通常の製造業とは全く異なる過程で行われるものなのに、それを無視して「ものづくり」の手法を持ち込もうとする点、そして個々のエンジニアが自らの仕事を抱え込むことが美徳とされる業界の特性に求める。個々のエンジニアのインタビューは日本のソフトウェア産業の略史ともなっていて、懐かしさを覚える読者も多いだろうが、パソコンをいじって遊びでプログラミングを身につけた者がいつしかエンジニアとなり、ソフトハウスを興すなんてことはもう過去のことになったのだなあと。

  • nnnともろー さん

    なぜIT業界で「デスマーチ」が起こるのか。この業界独特の常識が現在では限界にきている。同じ内容の繰り返しが多く、少々くどいことが難。

  • S_Tomo🇺🇦🇯🇵 さん

    IT業界にそこそこいてると一度は体験、もしくは身近に見聞きする「デスマーチ」たる言葉。まぁ、簡単にいうと「破綻したプロジェクトをどうにかしようと死屍累々で突き進む」ような事で、まぁ大変で望ましくないのですが、一向に減らない状況です。そんなデスマーチについてIT業界での経験もある著者が社会学の視点から原因と対策についてまとめた一冊。正直なところ、この本でデスマーチの全てがわかるとは思えないし、実際にはもっと多種多様であるが、著者の主張も一理あるのでデスマーチ対策の処方の一つとして目を通す価値はあると思う。

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宮地弘子

学習院大学大学院修了後、ソフトウェア開発企業二社に勤務。組み込みシステムやアプリケーションソフトウェアの受託開発・自社製品開発にエンジニアとして携わる。その後、筑波大学大学院にて博士号取得(社会学)。専門分野は、現象学的社会学、エスノメソドロジー、主にIT業界をフィールドとした働くことをめぐる諸問題

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