音楽が聴けなくなる日 集英社新書

宮台真司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087211238
ISBN 10 : 4087211231
フォーマット
出版社
発行年月
2020年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;18

内容詳細

電気グルーヴのピエール瀧が麻薬取締法違反容疑で逮捕された翌日、レコード会社は全ての音源・映像の出荷停止、在庫回収、配信停止を発表した。
近年ミュージシャンの薬物事件ではこのような対応が即座になされ、また強化されてきたが、その「自粛」は何のため、誰のためのものだろうか?
こうした「自粛」に異を唱える著者たちがそれぞれの立場から問題の背景と構造を明らかにし、現代社会における「音楽」「薬物」「自粛」の在り方について考察を深めていく一冊。
巻末の音楽自粛小史は必見。

◆目次◆
はじめに――永田夏来
第一章 音楽が聴けなくなった日――永田夏来
ピエール瀧逮捕で電気グルーヴが聴けなくなる/署名提出とその後/自粛と再帰性/友達と、社会と
第二章 歴史と証言から振り返る「自粛」――かがりはるき
音楽自粛30年史/事務所、ミュージシャン、レコード会社それぞれの言い分
第三章 アートこそが社会の基本だ――宮台真司
快不快は公共性を持たない/アートの思想こそが近代社会の基本だ/好きなものを好きと言おう
おわりに――宮台真司
音楽自粛史年表

◆著者略歴◆
宮台 真司(みやだい しんじ)
一九五九年、宮城県生まれ。社会学者。東京都立大学教授。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了(社会学博士)。著書多数。

永田 夏来(ながた なつき)
一九七三年、長崎県生まれ。社会学者。兵庫教育大学大学院准教授。早稲田大学で博士(人間科学)を取得。専門は家族社会学。

かがりはるき
音楽研究家。ブログやSNSを拠点に研究・調査等を行っている。


【著者紹介】
宮台真司 : 1959年、宮城県生まれ。社会学者。東京都立大学教授。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了(社会学博士)。著書多数

永田夏来 : 1973年、長崎県生まれ。社会学者。兵庫教育大学大学院准教授。早稲田大学で博士(人間科学)を取得。専門は家族社会学

かがりはるき : 音楽研究家。ブログやSNSを拠点に研究・調査等を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • manabukimoto さん

    ピエール瀧さんの麻薬所持容疑での逮捕からの販売「自粛」の考察。 三章仕立て。 永田夏来さんによる社会学的な騒動の考察。ラジオにおける異議申し立てやら、再帰性の話やら。わかりやすくまとめられている。 かがりはるきさんの章は、平成の30年が自粛の時代の始まりという振り返り。 宮台真司さんは、芸術に対する認識論。娯楽とアートの違いを、昨年のあいちトリエンナーレの事例を交えての論考。 音楽は誰のものなのか問題。論点整理になった。

  • 河村祐介 さん

    電気の音源自粛回収・配信停止への署名運動がありましたが、その発起人となる社会学者の方とライターの方、そして宮台真司によるの3者による「アーティストの(薬物)犯罪による音源自粛とはなんぞや」という。たしかわりといろいろなところでも「社会の劣化」として取り上げている宮台真司の「クズ=言葉の自動機械・法の奴隷・損得マシン」論は、まぁまさにいまの地獄のごときSNSでも現実でも(リアリティショーを字義通りに観てみたり、政権批判を誹謗中傷と言ったり、自粛警察……)通じる話だなと。

  • fum_sz さん

    電気のファンではないけれど、関心のある題材であったので手に取った。最初の2章は具体的・実際的な話、最後の1章はひとつ高次元の話、という感じだった。宮台氏の文章を初めてまともに読んだけど、刺激的な言葉選びのおかげで扱われている領域の難解さに対して構えすぎずに読めた。

  • chiro さん

    電気グルーブのピエール瀧の違法薬物所持によって過去の作品をすべて市場から引き上げるという選択をしたソニー。自粛という態度がよってたつものが何なのかを過去ね自粛の歴史を遡りながら社会の変化との相関からひもといている著作。今回のコロナでも同様な自粛が行われ、それに伴いそれを市民自らが監視し、糾弾するという動きも同床と思われる。こうした国民性が何によってもたらされたのかがわかる。

  • nekomeys59 さん

    一度犯罪を犯したミュージシャンをレーベルは回収し、それを「自粛」という姿勢。それに対して、ファン達や周辺の人々の考え方や「音楽が聴きけない」という危機感。それに対処してきた歴史。公共的な場所での芸術(音楽)と作品のファンはどう向き合えば良いのか。ピエール瀧氏の問題と絡んだ騒動を外野にいる読者に読みやすくまとめられた一冊。

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宮台真司

1959年、宮城県生まれ。社会学者。東京都立大学教授。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了(社会学博士)。著書多数

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