暗号の子

宮内悠介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163919263
ISBN 10 : 4163919260
フォーマット
出版社
発行年月
2024年12月
日本
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

わたしたちは、いつまで人間でいられるのか?新しい暗号通貨、分断のないSNS、超小型人工衛星…宮内悠介が問う、8つのテクノロジーの新時代!

【著者紹介】
宮内悠介 : 1979年、東京都生まれ。少年時代はニューヨークで過ごす。早稲田大学高等学院、早稲田大学卒。2010年、「盤上の夜」で創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞。2012年のデビュー作『盤上の夜』が直木賞候補となり、注目される。2013年、『ヨハネスブルグの天使たち』で日本SF大賞特別賞を受賞。2017年、『彼女がエスパーだったころ』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年、『カブールの園』(芥川賞候補作)で三島由紀夫賞を受賞。2024年、「ディオニソス計画」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。同年、『ラウリ・クースクを探して』で高校生直木賞を受賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    宮内 悠介は、新作中心に読んでいる作家です。ノンシリーズSF短編集、第三弾、オススメは、表題作「暗号の子」&「ペイル・ブルー・ドット」です。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163919263

  • buchipanda3 さん

    今回も著者による各篇のあとがきを含めて面白く読めた。主題は技術と社会性・人間性の関係だろうか。社会に居場所を失った者が自分を取り戻せる場を実現する暗号や分散型技術、分断化を促す煽情的なつぶやきを排除する技術、安全なトリップを提供するデジタルドラッグ。現代の課題と先進技術の結び付きがもたらす社会の揺れが描かれる。技術者の役割を改めて問い、人間性から離れない意義を示すかのよう。それが最後の篇(トラ技掲載)に繋がったように思えて読後感が良かった。ところで著者にはハード屋の心意気も感じる。そんな一面を今後も期待。

  • シャコタンブルー さん

    昨夜は久しぶりにカタカナが多い本書を読み切った。でも一日経ってほとんど内容を忘れてしまった。暗号の子にはなれなかった(笑) 暗号通貨、AI.宇宙ロケット等、科学系の八話の短編集だが「ペイル・ブルー・ドット」が一番読みやすく面白かった。ロケット製造や宇宙開発競争というスケールの大きな内容だが、そこに至る人間の希望や挫折がメールを通して伝わってきた。「わたしが思うに、最後までクレイジーでいられた人が最終的には勝つ」NASA等で活躍する人はそういう要素もあるだろう。でも、あの少年のような夢を持つのも素敵だ。

  • えみ さん

    のめり込み過ぎたテクノロジーは、過激な思想と猛烈な拒絶、危険な行動を意図せず誘発させるのか。破壊される人間関係と追い詰められる命。暗号の奥にある甘い蜜、あるいは秘された財宝。好奇心ひとつで辿り着いた者だけが手にした歓喜と絶望の未来。まだ誰もが目にしたことの無い技術を生み出すこと、使うこと、それが純粋な面白さからだとしても、不特定多数の急沸嫌悪の感情に敵とみなされてしまうのか…。テクノロジーの歓迎を理解できる人間でありたいと思うけれど、AIで書かれた短編「すべての記憶を燃やせ」を読んで禁忌に触れたと感じた。

  • アーちゃん さん

    著者三冊目のノンシリーズ短編集。表題作をはじめとしたテクノロジーにまつわる8つの話。ネット上の分散型自立組織コミュニティの勃興と没落、SNSアクセスへのフィルター、没入型アプリを使う若者とかつてのLSD文化を称える高齢者、AIが書いた掌編などバラエティに富んでいて面白い。中でも宇宙への夢を仕事にしながら日々に忙殺されているソフトウェア技術者が残業中の晩に天体観測をする小学生と出会い、ふたりで新たな目標を持つラストの「ペイル・ブルー・ドット」が一番良かった。著者あとがきも嬉しい一冊。

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宮内悠介

1979年、東京都生まれ。少年時代はニューヨークで過ごす。早稲田大学高等学院、早稲田大学卒。2010年、「盤上の夜」で創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞。2012年のデビュー作『盤上の夜』が直木賞候補となり、注目される。2013年、『ヨハネスブルグの天使たち』で日本SF大賞特別賞を受賞

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