二千億の果実

宮内勝典

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309029931
ISBN 10 : 4309029930
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
289p;20

内容詳細

耳を澄ますと聞こえてくる、二千億の魂の叫び。見つけて、わたしを見つけて!閉塞した「世界」に木霊する、宮内文学の新たな挑戦。著者4年ぶりの小説刊行。

【著者紹介】
宮内勝典 : 1944年ハルビン生まれ。鹿児島の高校を卒業後、渡米。アメリカで通算13年暮らす。世界60数カ国を歩く。早稲田大学客員教授、大阪芸術大学教授などを歴任。著書に『南風』(文藝賞)『金色の象』(野間文芸新人賞)『焼身』(読売文学賞、芸術選奨)『魔王の愛』(伊藤整文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • rosetta さん

    小説なのかエッセイなのか、26の短文。三つ四つのまとまりで短編小説の様にも読めるけど。アインシュタインの脳、チェ・ゲバラ、類人猿の知性、中国残留孤児など、一見取り留めのないテーマの文章が散在している。それでも全体的に統一感があるのは不思議とリアルな幻想感のある文体か、作者の思考の一体感か。まるで現実と見分けのつかない夢を見ているような読書体験。自分が地球の歴史の中でひとつのパーツなのだとしみじみ心得させられる。手元に置いて時々少しづつ読み返したくなるような本。

  • Book Lover Mr.Garakuta さん

    【速読】【図書館】:ぽろぽろと読み進めたが、学者先生向けの本と思った。2/5。

  • ハルト さん

    読了:◎ マジックリアリズム的幻視。類人猿、原始人、カニバリズム、恐竜、宇宙、戦争、革命、テロ、他。罪の果実を齧ったかのように、人の業と罪が語られていく。連作短編集のような形態ではあるけれど、短編一つ一つが、表紙のアンリ・ルソーの熱帯雨林の絵によって想起される、どこか人類の原始的な夢幻の中に存在しているように思えた。人が無意識下で見る夢のような読後感だった。

  • やすお さん

    生命の歴史をミクロ的にかつマクロ的に語った作品だと感じた。宇宙が誕生して以来、様々な生命が生まれ、死んでいく。これは地球だけにとどまらない。地球だけに限ってもヒトが猿から枝分かれして進化していき、別種となってもコミュニケーションのとりようはあるし、繁殖の営みや食事などは生命にとって一大事なのは、生命である限り変わらない。壮大なものを読んだ気はしたが、何かスジが通った感じではないので、個別の文章には感じるものはあるが、作品を通じて受けるインパクトが弱いと感じた。

  • 都人 さん

    300p程の本に30個足らずの散文、統一したテーマは無し。それこそ最初の人類ルーシーから白鳥座のブラックホールまで。面白かったのは交尾の姿勢、人類以外の動物は後背位、人間のみ向かい合う。

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