天動説の絵本 てんがうごいていたころのはなし

安野光雅

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784834007510
ISBN 10 : 4834007510
フォーマット
出版社
発行年月
1979年08月
日本
追加情報
:
26cm,1冊

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    いつもながら素晴らしい絵。冒頭では天使が太陽を引っ張り、巻末では地球を。途中の絵は、いずれも古き良きヨーロッパのムードに溢れている。部分的には中世風であったり、サンタ・マリア号が建造中だったりするが、全体としては時代考証は(あえて?)行われてはいない。『旅の絵本』の旅人が通りかかったりするのもご愛敬。巻末の「解説とあとがき」(安野)に言う「いま一度地動説の驚きと悲しみを感じてもらいたいと願ってかいた」は、まさに至言。その通りなのだ。私たちは「地動説」を"ほんとうに"わかっているのだろうか。

  • へくとぱすかる さん

    地球は丸くて、回っているのが当たり前。でも、「じゃあ、証明してみろ」と言われたらどうするか。思ったほど簡単ではないし、「本に書いてある」なんてのはダメである。地動説が、いかに多くの犠牲をはらって、今日の定説になったか、また天動説を信じた昔の人々を、私たちが笑うことができるのか。楽しい絵で紹介してくれるが、科学の歴史と重みをしっかりと知っておきたい。

  • アナーキー靴下 さん

    お気に入りの方のレビューを見て、懐かしく再読。子供の頃好きだった絵本。当時は絵も文も面白くて飽きない、という気持ちだけで、特に何も考えていなかったけれど、今改めて読むと、私は単純に地動説を信じていただけなんだな、と思う。あとがきで「知っていることと、わかっていることを区別して考えてみてほしいのです」という言葉があるが、わかったうえで、疑うこともできる、それが科学的な視点ではないだろうか。わかる以前に疑うこともいけないが、わかったからといって正しいと思い込むのもいけない。科学は信じるべきものではないのだ。

  • こきよ さん

    あらゆるものの正解は時代時代の期間限定の常識に過ぎない。全ての事象に於いて我々は驚く程に無知である。短いながらも我々が紡いできた道を知り思索を巡らす。安野光雅のこの素晴らしい大人向けな印象の絵本は子供にも読んで何かを感じてもらいたい。

  • s-kozy さん

    『天動説を信じていたころの人びとは、世界がどのようなものだと考えていたか』約40年前の1979年8月発行の絵本。「常識」だっていつだって変化する可能性がある、「知っていることと、わかっていること」は異なる。そんな安野光雅さんのメッセージが詰まった普遍性の高い絵本。名作だ。どのページも本当に絵が素敵だ。

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人物・団体紹介

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安野光雅

1926年、島根県津和野生れ。画家。山口師範学校研究科修了。50年に上京、三鷹市や武蔵野市などで図画工作科の小学校教員をつとめる。62年に教員を辞し、画家として独立。68年『ふしぎなえ』で絵本作家としてデビュー。ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞、国際アンデルセン賞画家賞など受賞多数。88年紫

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