怪談売買録 死季 竹書房文庫

宇津呂鹿太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801910713
ISBN 10 : 4801910718
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;15

内容詳細

客と机を挟んで対峙して座り、乞われれば怪談実話を語り代金としてお金をいただく。逆に客が体験談を語ってくれれば、その代金をお支払いする―実際にイベントで行われた「怪談売買所」で語られた怪異の数々。鏡越しに飛び降り自殺をした女と目が合って…「逆になる」、出勤途中に出会った見知らぬ女に大声で怒鳴られ続け…「人殺し」など、日常のふとした綻びに垣間見える恐怖、決して他人事ではない。

目次 : 春―6月1日 兵庫県尼崎市三和市場 屋台村イベント「尼崎横丁」(遅れてきた人/ 眠りに就く前に ほか)/ 夏―8月1日・2日 兵庫県尼崎市 三和市場(視線/ 笛と太鼓 ほか)/ 秋―11月2日 兵庫県尼崎市 永森さんのご実家(出張買収)(脱衣場/ 下見 ほか)/ 冬(怖がる理由/ 崩れる家 ほか)/ そして春―4月26日・27日 兵庫県尼崎市 三和市場「怪獣市場2」(ゲームコーナー/ 逆さ人形 ほか)

【著者紹介】
宇津呂鹿太郎 : 第三回『幽』怪談実話コンテストで佳作入選。地元を中心に怪談イベントなどで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夢追人009 さん

    実体験の怪談噺を一話につき100円で買い取る怪談売買所のアイディアは著者の発案による物で、全体的に蜃気楼か幻かと思うような一瞬の怪異譚が多いですが中にはユニークな物もあって楽しめましたね。滅多にない珍しい外国の怪奇譚を紹介しますね。『ウィッカーマン』若い頃にバックパッカーとしてアジアを放浪していた方の話で、バングラデシュの都会を離れ田舎の方へバイクで向かうと煙が上がっているのを目にして行ってみる。土で出来た家を写真に撮っていいかと集落に住む人々に聞くと、にこにこ笑って快諾した後に村の長老に面会させられる。

  • HANA さん

    実話怪談集。著者と話者との直接のやり取りは、臨場感という事を考える上で面白いのだけど。どの話も凄みが無く、読んでいてどうも違和感が拭えない。何でこんなに怖くないのかという事を考えていたら、主観と客観の問題ではないかと思い当たった。話者が直接体験したとされる怪異、例えば金縛りや巨大な市松人形を見た話、怪談帰りに強烈な寒気に襲われた話、そして突然襲ってきた恐怖感。話者本人にとっては強烈な体験だったんだろうけど、聞いているこっちにとっては「恐怖の記憶」と言われても……。他人の夢の話を聞くような話が多かったです。

  • ネムコ さん

    「貴方の知ってる怪談、買います」。それが怪談売買所。怖い話、不思議な話を100円で買い取る。逆に怪談を聞きたい人には100円で宇津呂さんが一話語る。そんな怪談売買所をあちこちのイベントで開いて、聞き取った話をまとめた実話怪談集。普通(?)の人がふらりと入って語った話なのであんまり重くなく、楽しく読了。

  • 澤水月 さん

    小豆が透けるくずもちクチャクチャ頑張って食べたら中心はふやけた芥子粒…本題までの額縁厚すぎ回りくどい。怖い話、しますと市井の人々が語る話を文字化するのは盛り付け難しい…尼崎は水難や事故多くどこも死者が多いというのは興味深い。外国体験ウィッカーマンは興味深い。尼崎や関西中心の話題に興味あるなら

  • ラルル さん

    相変わらず読みやすい文章で好感が持てます。通りすがりの方から怪談を100円で買う…面白いアイディアですね。そんな形態ならではでしょうか皆、単発でごく身近に感じる話が多かったです。色々な地域でやってほしいですね、地域独特のお話が聞けたら楽しそうです。シリーズ化して欲しいかも

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