竈河岸 髪結い伊三次捕物余話

宇江佐真理

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163903491
ISBN 10 : 4163903496
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
追加情報
:
275p;20

内容詳細

伊三次が仕える不破友之進の息子・龍之進も、自らの小者を持つことに。真っ先に頭に浮かんだのは、かつて自分が捕えられなかった男だった。

【著者紹介】
宇江佐真理 : 昭和24年北海道函館市生まれ。函館大谷女子短期大学を卒業。平成7年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞し、受賞作を含む連作集『幻の声―髪結い伊三次捕物余話』で一躍注目を集める。平成12年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞を、翌13年には『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    とうとう読了してしまった。今回もどの話も良い!『幻の声』から伊三次・お文と共に市井に活きた年月だった。次の世代に話は移るのも生きていれば当然の流れで、それでもお文姐さんはお文のままで嬉しい限りだ。伊三次の遺伝子を伊与太は受け継いでいるのだから、茜との今後に思いを馳せたい。八丁堀純情派と過去に経緯のあった次郎衛を龍之進の小者にする件は、彼の面々が成長した証だろう。相変わらずのいなみときいは、らしいし(笑)連載が3話有るとの事、どんな形で私の元に届くのだろうか、ファンとしては心して待ちたい。

  • Shinji Hyodo さん

    表紙の絵はどのシーンだろうか?運河を隔てた男と女…「車軸の雨」のおのぶと次郎衛の姿かな。表紙を開くと着物の袖で顔を覆い泣く女…遠く離れた伊予太から受け取った絵を見て嬉しさと寂しさに堪え切れずに涙を流す茜の姿なのだろう…きっとそうに違いない。伊予太は訳あって江戸を離れ信州に旅立ったのだ。伊予太と茜の二人が再び出会えるのは何時になるのだろうか、夫婦になる日が来るのだろうか?想いは尽きない。

  • ぶんこ さん

    大好きなシリーズ、やっと読む事ができました。何だか親しいご近所さんの近況を読んでいるような気持ちです。 世代が子供世代に変わっていて、伊三次さんの出番は殆どありませんが、伊与太さんと茜さん、きいさん、皆懐かしい。江戸の町で分相応に暮らす市井の人々を、穏やかに地味に描く才能は宇江佐真理さんならでは。最後の一冊を読むのが待ち遠しいです。

  • 星落秋風五丈原 さん

    物語の主役はすっかり不破家へ。龍之進がかつての悪党を使いこなすような大人びた所を見せる一方茜は伊与太と切ない別れを。宇江佐さん縁の松前の絵師も登場してきてこれからが楽しみだった。二人をどうするつもりだったのだろう。

  • ドナルド@灯れ松明の火 さん

    宇江佐さん遺作。もはや伊三次とお文は脇役になり、伊予太や龍之進・きいが主人公となっている。新たに旗本「本所無頼派」の首領だった次郎衛が小者として登場する。各話はしんみりとする。宇江佐さんの円熟味が感じられる。 お薦め あと少しでシリーズを終えられたのかもしれないと思うと残念である。 ご冥福を祈る。

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人物・団体紹介

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宇江佐真理

1949年函館生まれ。函館大谷女子短期大学(現・函館大谷短期大学)卒業。’95年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞。2000年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、’01年『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞。’15年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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