ウエザ・リポート見上げた空の色 文春文庫

宇江佐真理

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167904722
ISBN 10 : 4167904721
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
追加情報
:
384p;16

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ふじさん さん

    宇江佐真理の全作品の再読の最後の1冊。この本は、宇江佐真理の急逝する直前に出版された本。私が、宇江佐真理の本を買った最後の1冊でもある。最後の「私の乳癌リポート」をはじめ、どのエッセイも彼女の飾らない人柄や潔い生き方が出ていて読んでいても心地良く、共感できた。また、年齢が近いことや同じ北海道出身ということもあり、読んでいて思わず頷く表現や描写も多く、楽しませて貰った。彼女の新作はもう読めないが、再々読で気に入った作品から読み返して行きたいと思う。まず何から手を付けようか迷うところだ。

  • じいじ さん

     遺作?となった宇江佐さんのエッセイを読了。常々、宇江佐真理は何故、ひたすら江戸市井の人々を書きつづけるのだろうか、知りたかった。この疑問も、これまで知らなかった宇江佐さんの人柄も知ることが叶ったエッセイである。淡淡として細かいことにはこだわらない生きざまには感服。版元、先輩作家へ歯に衣着せぬ飄飄とした語り口は小気味好い。しかし、芯はかなり気丈で強情なところもお持ちのようです。最終章の「乳癌レポート」で、「平常心」を座右の銘に執筆を続ける心の強さに胸を打たれた。残された秀作をゆっくり読んでいきたいと思う。

  • baba さん

    生まれ育った函館でずっと主婦として日常の生活を大事にしながら執筆活動をしていた宇江佐さんのエッセイ。市民感覚を持って描いた市井物が好きです。最後の「私の乳癌リポート」は辛くたまりませんが「昨日と同じ今日でいい」に救われました。

  • ろば さん

    ただただ、宇江佐さんのご冥福を祈ります。

  • onasu さん

    還暦を迎えた宇江佐さんが、函館で主婦業の傍ら執筆もされている。  泊まりの出張から戻ったら真っ先に漬け物の漬かり具合をみたり、東京から編集者が来ると案内する寿司屋に「ちゃんとした物を出しなさいよ」なんて、目に浮かぶよう。  台所のテーブルに置かれたワープロはパソコンに替わり、息子さんらは巣立ったようだが、宇江佐節には磨きが掛かって、函館に骨を埋めるだろう、なんて何年も前に書かれている。  乳癌リポートも集録されたのなら文庫本の方が、なんて文庫あとがきに到ったら…、まだ、ここには宇江佐さんがおられるのに。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

宇江佐真理

1949年函館生まれ。函館大谷女子短期大学(現・函館大谷短期大学)卒業。’95年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞。2000年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、’01年『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞。’15年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品