都市に生きる新しい公共

奥野信宏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000258517
ISBN 10 : 4000258516
フォーマット
出版社
発行年月
2012年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
191p 19cm(B6)

内容詳細

これまでは地方圏で顕著であった人口減少し高齢化が、成長を牽引してきた大都市圏においても急速にみられるようになってきた。本書では、行政と共に市場経済を補完する役割を担っている「新しい公共」が、地域社会における活動を通じて大都市圏の再活性化をはかっている姿を紹介するとともに、閉塞感のある今日の日本において安定感ある社会を再構築していく道筋を示す。

目次 : 第1部 安定感ある社会の実現(日本の成長は歴史の悪戯か/ 新しい公共が創る安定感ある社会)/ 第2部 都市圏の街づくりと新しい公共(高齢化が進む大都市圏での新しい公共/ 都市圏の環境保全と緑化、地域コミュニティの醸成/ 企業が参加したコミュニティづくり/ 都市空間のエリアマネジメント/ 大都市圏のアートによる地域づくり/ 都市圏における新しい公共の特徴と公民協働の課題)/ 第3部 都市圏を支える広域連携(都市を支える広域都市圏/ しなやかに強い国家の構築)

【著者紹介】
奥野信宏 : 1945年島根県生まれ。京都大学大学院農林経済学専攻修士課程修了。名古屋大学経済学部教授、同学部長、同大学副学長を経て、中京大学総合政策学部教授、学校法人梅村学園理事。専攻は理論経済学、公共経済学

栗田卓也 : 1961年大阪府生まれ。84年京都大学法学部卒業、建設省入省。89年ケンブリッジ大学土地経済学修士。建設省都市局・住宅局、国土交通省国土計画局などを経て、現在復興庁参事官、東京大学公共政策大学院特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takizawa さん

    地域社会で市民・NPO・企業が協働して公共的な活動を担っていく時代。こういうのは地方のほうが先駆的な取り組みをしており,そちらに注目が集まることが多いが,本書は大都市圏における活動を採り上げている点が特徴。「わが国は当面は先人が築きあげた巨大なストックに寄りかかって,大国としての豊かな生活を享受できる(p.8)」。その巨大なインフラが一斉更新期を迎えつつあり,危機意識は強い。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    「格差は、世帯間の格差にしても地域格差にいても、市場経済が作り出したものである」(22ページ)。で、市場経済が格差是正の責任はとらない。これを推進している者も責任は問わない。だから、当事者(適齢期)少子高齢の責任を問われても、格差を強制した人たちには答える義務はない。で、次の国政選挙では政界再編が必至に思われるが、公共のもつ意味が、公務員の全体の奉仕者性と合わせて、実像がぼやけてしまったのではないか。理由は、また、ヒトからコンクリートへの揺り戻しがあるからである。反格差デモも現実味を帯びてきたかも?

  • 井上岳一 さん

    地方部よりも、都市のほうが官民協働の「新しい公共」をつくりやすいという観点から書かれた本。この手の本には珍しく、国土交通省の役人が書いているので、経産省的中心市街地活性化論とは一線を画していて、それなりに新鮮。事例の掘り下げが浅く、そこは残念。

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人物・団体紹介

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奥野信宏

昭和20年生。島根県出身。名古屋都市センター所長。公共経済学専攻、経済学博士。京都大学大学院修士課程(農林経済学専攻)修了後、京都大学経済研究所助手、名古屋大学経済学部助教授・教授・学部長、同大副総長、中京大学総合政策学部長・学校法人梅村学園理事・学術顧問等を経て現職。国土審議会会長・計画推進部会長

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