圓朝 中公文庫

奥山景布子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122071476
ISBN 10 : 412207147X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
361p;16

内容詳細

裏切り、怨念、なんのその!「怪談牡丹灯籠」を生んだ近代落語の祖・三遊亭圓朝。精魂こめて仕込んだネタを師匠に奪われ、愛弟子に裏切られ、息子はスリで逮捕…壮絶な芸道を駆け抜け怪物となった圓朝は、「真景累ヶ淵」「死神」と数多の名作を生み出していく。不屈の魂に燃えた“大圓朝”の知られざる迫力の一代記。

【著者紹介】
奥山景布子 : 1966年愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。高校教諭、大学専任講師などを経て創作を始める。2007年に「平家蟹異聞」で第八七回オール讀物新人賞を受賞。09年、受賞作を含む『源平六花撰』で単行本デビュー。18年、『葵の残葉』で第三七回新田次郎文学賞、第八回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • keisuke さん

    多分はじめての作家。面白かった。

  • an さん

    落語の始まりを読んだ気持ちになる。師匠に嫌がらせをされたら創作落語をし、鳴物をやってみたりと時代と共に変わっていった様子が興味深い。

  • まりこ さん

    前半の方が面白かった。師匠からの嫌がらせ。何か理由があったのか。噺はどうも興味がなかった。

  • Hotshoes さん

    彼は何を成し、何を成せなかったか。 芸に殉じるのは至高だが、その世界に殉じるのは不幸。 これは、どの世界にも言えることである。 彼の生んだ噺が評価され、後世に残ったこともまた皮肉。

  • みつひめ さん

    このところ、明治の演芸絡みの本をあれこれ読んでいるので、その一環として。小説ではあるけれど、行き届いた調べに基づいた著者の優れた筆力のお陰で、複雑な人間関係もわかりやすい。圓朝は、幕末〜維新という激動の時代に翻弄され、悩みながらも自分の道を守ったのかな?と。圓朝全集に挑戦してみようか?という気にさせられた。

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