落下する花 “月読” 文春文庫

太田忠司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167801281
ISBN 10 : 4167801280
フォーマット
出版社
発行年月
2011年03月
日本
追加情報
:
16cm,338p

内容詳細

月読―それは、人が亡くなると現れる“月導”に込められた死者の最期の思いを読み取る特殊能力者だ。投身自殺した女子大生の月導に残されていた殺人の告白。それは若者たちの錯綜する思いが招いた悲劇だった―。表題作など4篇収録。月読・朔夜一心が活躍する傑作ファンタジック・ミステリー。

【著者紹介】
太田忠司 : 1959年、愛知県名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒。在学中の81年に「帰郷」で星新一ショートショート・コンテスト優秀賞を受賞。就職後も執筆を続け、90年『僕の殺人』で長篇デビューし、作家専業となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 優希 さん

    スピリチュアルでリアルな空気感を感じました。人が亡くなると現れる「月導」を読み解く月読。世界観が美しい短編集だと思います。

  • はつばあば さん

    月読のように長編ではなく短編の続編。あのカッコイイ黒尽くめの朔夜一心がまたもや探偵のような活躍でした。宿父の事も落ち着いてあの結浜を出て多賀谷に居を構え・・無料奉仕のような月読をしています。人は死んで月導を残す。本当にそういうのが出現したら・・死後にへそくりが見つかってあたふたする気持ちかな?(;´∀`)。このシリーズ、最初にこちらから入った方が読み易いかも。次はこの方の「レストア: オルゴール修復師」を読んでみたいと注文済。

  • 小夜風 さん

    【所蔵】「月読」に出てくる月読の朔夜一心を巡る短編集。人が亡くなると必ず現れる「月導」という超常現象…それは死者の最期の思い。そして月導から死者の思いを読み取る特殊能力者、月読。この世界観がとても好きなので、短編でまた読めて嬉しかったです。月導に残される思いは本当に死ぬ間際の思いなので、時には笑っちゃうようなことだったり可笑しかったり、日常の延長であるからこそ胸に迫るのだなと感じました。いろんな形の月導が出てくることも面白く、設定次第でこの世界がいくらでも広がるなぁと嬉しくなりました。もっと読みたいです。

  • ちょん さん

    面白い世界観のお話。人が死ぬ時に「月導」というモノを残す、どんな形なのか、形があるものなのかどうかも人それぞれなのだけど、残された月導を「読む」のが月読という職業の人達。私だったら死ぬ時に何を思うんだろ、どんな月導を残すんだろ…この世に本当に月導があって欲しいなぁと思ってやまない。

  • 雪守 さん

    文庫化したので再読。前作「月読」の続編の短編集です。人が死ぬ時には必ず月導を残し、その月導に残った死者の最後の思いを読み取る月読が存在する世界の話。あくまでも月導は思いの一面でしかないけれども、残された人々の心を救う月読の朔夜がいいです。お気に入りは「般若の涙」、般若の形に見える月導を巡る話。「そこにない手」では刑事の河井さんが再登場し、前作のその後が垣間見えて嬉しかったです。でも、炯子のその後は分からなかったので、続きが出てほしいな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

太田忠司

1959年、名古屋市生まれ。一人六役の離れ業に挑んだ90年のデビュー作『僕の殺人』以来、本格ミステリの先端を走る。2022年に『麻倉玲一は信頼できない語り手』で徳間文庫大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品