巡礼の家 文春文庫

天童荒太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167919702
ISBN 10 : 4167919702
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
追加情報
:
424p;16

内容詳細

複雑な事情を抱え家出した少女・雛歩は遍路道で倒れ、道後温泉の宿「さぎのや」の女将・美燈に助けられた。三千年にわたって行き場を失った人々を受け入れてきたという遍路宿で、雛歩は多くの人に支えられながら自らの生き方を見つけていく。著者が“いま、この世界に一番あって欲しい場所”を描いた感動作。

【著者紹介】
天童荒太 : 1960年、愛媛県生まれ。86年に「白の家族」で第13回野性時代新人文学賞を受賞。93年には『孤独の歌声』が第6回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年に『家族狩り』で第9回山本周五郎賞を受賞。2000年にベストセラーとなった『永遠の仔』で第53回日本推理作家協会賞を受賞。09年『悼む人』で第140回直木賞を受賞。13年『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    自分の生き方を見つけるためには、大勢の支えが必要なのだと思いました。今一番必要な場所を描くことで、自我とは何かを見つけていく物語なのですね。心に刺さる感動作でした。

  • チサエ さん

    護り、護られ、受け継がれ、そして受け継いでいくもの。ヒトの持つ希望のカケラと、そのチカラ。見送ることのたいせつさ。天童さんらしいあたたかなお話しだった。

  • 北刻堂 さん

    天童さんの小説は、結構重いテーマを扱うことが多いので、読み始めるのに覚悟が必要になるのだが、雛歩ちゃんの、とぼけた語り口調のおかげで、すんなりと入り込めた。困っている人がいたら、当たり前のように助けるという生き方が、「すごく楽なんだよ」と語る飛朗の言葉が印象的だ。さぎのやの「普通」が世間一般の「普通」とは違うことを分かっている上での言葉だけに重みがある。世界中で紛争が絶えない昨今だけに、雛歩ちゃんが湯神社に祈ったように、さぎのやの普通が世界の普通になって欲しいとつくづく思う。 道後温泉に行きたくなってきた

  • 流石全次郎 さん

    松山、道後温泉を舞台にした物語。帰る場所のない人々が集う宿。

  • akisan さん

    今の時代、今の世界で一番失われがちな気持ちを思い出させてくれた話。困っている人のために汗をかける人でありたい、そう思えた。

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人物・団体紹介

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天童荒太

1960(昭和35)年、愛媛県生まれ。1986年、「白の家族」で野性時代新人文学賞を受賞。映画の原作、脚本を手がけたのち、1993(平成5)年、『孤独の歌声』が日本推理サスペンス大賞優秀作となる。1996年、『家族狩り』で山本周五郎賞を受賞。2000年、『永遠の仔』で日本推理作家協会賞を受賞。200

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