書き出し小説

天久聖一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103369318
ISBN 10 : 4103369310
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
追加情報
:
191p;19

内容詳細

書き出し小説とは、オリジナルの書き出しだけで成立した文学史上最も短く、また新しい文学スタイルである。読むのは一瞬。しかしその余韻は長く、深い。貴方のイマジネーションを容赦なく刺激する、書き出しの世界。

目次 : 自由部門/ 規定部門/ おかわり

【著者紹介】
天久聖一 : 1968年、香川県生まれ。1989年、ギャグ漫画家としてデビュー。以後さまざまなジャンルに活動の場を広げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • chiru さん

    名曲はイントロで決まるというし、名作は書き出しでわかるという。この作品の冒頭の語りはまさしく逸品!《*メールではじまった恋は最高裁で幕を閉じた》《*視線を交わしあえるのはいつも土俵の上だけだった》《*まだ謎は解けていなかったが、酔った勢いでリビングに全員を集めた》←がお気に入り♪ 解説&ツッコミ編が本編に負けず劣らず面白い🤣♬ * 抜粋〔まずこの状況になるまで何の危機感を持たない主人公に驚かされる、この後の展開より、むしろここに至るまでの経緯を知りたい〕など。1行から始まるドラマが面白かった😉♪

  • kinkin さん

    定義「文字通り書き出しのみによって成立したもっとミニマルな文学形式。作者は自分の考えたオリジナル小説の冒頭だけを書き記し、読者はそこから自分なりの続きを想像する。ということで載っているのはどれも面白い。・「美大のヌードモデルとして、父はネクタイを外した」・「水面に月が映っている。仰向けに浮いた女たちは腹の上で貝を割り始めた」・「俺の倍速木魚についてこられるかい」・「花占いの花弁は初めから一枚でした・」・「虹の付け根が。吉田の家に刺さっていた」・「彼女の白い人差し指が、僕の指の間の水掻きをなぞった」

  • やも さん

    おもしろい!!なんとな〜く【IPPONグランプリ】観てるみたいな😁まぁお題「小説の書き出し」でやってるようなモンだしね。気の利いたことが何も思いつかない私には、皆さんよくこんな言葉をひねり出せるなぁって唸らされてばかり🤔✨2回続けて読んでも新鮮な気持ちで楽しく読んだ。たびたび採用されてるTOKUNAGAさんが気になったな笑 補足で想像される奥行きも面白い✨「十年ぶりに出会った彼女を見て、僕はまだ自分が上手く失恋できてないということに気がついた」「わかっていても、証明したい。」とか切ないのもアリ👍★4

  • hnzwd さん

    小説の書き出しは重要だ。名作と呼ばれる作品の多くは、インパクトのあるフレーズで始まることが多い気もするし、初めての作家の本なんて、タイトル、あらすじ、冒頭数行で購入を判断される。本書はいかに魅力的な小説の書き出しを書けるか、という一般の方も参加する形の企画。本編が読みたくなる本が沢山ありました。まあ、無いんですけどね。本編。"まだ謎は解けていなかったが、酔った勢いでリビングに全員を集めた。"、" 失恋詐欺の可能性がありますね。耳慣れぬ言葉に私は首をかしげた。"あたりが好み。

  • ♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤 さん

    タイトルに惹かれて。本書は、文字通り書き出しのみによって成立したもっともミニマルな文学形式を集めたもの。完成された小説はひとつの物語しか語りえないのに対して、書き出し小説は読み手のイマジネーション次第で無限のストーリーができる。たった一文に思わず吹き出したり、ぞくっとしたり、共感したりと書き出しの世界を深めてくれる。「砂時計の中に、一匹の蟻が閉じ込められていた。」「メールではじまった恋は最高裁で幕をとじた。」などがお気に入り。

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人物・団体紹介

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天久聖一

1968年香川県生まれ。1989年漫画家としてデビュー。以来、主にマンガ以外の分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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