未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか PHP新書

大野和基

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569841069
ISBN 10 : 4569841066
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;18

内容詳細

AI(人工知能)による経済の地殻変動、グローバル資本主義で広がる格差、自壊を始めた民主主義…。激動を続ける世界は、この先どこへ向かうのか。本書は、国際ジャーナリスト・大野和基氏が、世界の「知の巨人」8人と対話した論考集である。登場するのは『銃・病原菌・鉄』のジャレド・ダイアモンド氏、『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ氏、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』のリンダ・グラットン氏など。進化生物学、歴史学、経済学など各分野の泰斗の目に、来るべき世界はどう映るのか。知の頂上から未来を見通す、知的興奮に溢れた1冊。

目次 : 1 ジャレド・ダイアモンド―資源を巡り、文明の崩壊が起きる/ 2 ユヴァル・ノア・ハラリ―近い将来、「役立たず階級」が大量発生する/ 3 リンダ・グラットン―人生一〇〇年時代、生き方は三つのステージからマルチ・ステージへ/ 4 ニック・ボストロム―AI万能時代が訪れ、働き方は根本的に変革する/ 5 ダニエル・コーエン―テクノロジーは中流階級を豊かにしない/ 6 ウィリアム・J・ペリー―北朝鮮は核開発をあきらめない/ 7 ジョーン・C・ウィリアムズ―民主主義を揺るがす「ホワイト・ワーキング・クラス」という人々/ 8 ネル・アーヴィン・ペインター―アメリカは分極化の波にさらされる

【著者紹介】
大野和基 : 1955年、兵庫県生まれ。大阪府立北野高校、東京外国語大学英米学科卒業。1979〜97年在米。コーネル大学で化学、ニューヨーク医科大学で基礎医学を学ぶ。その後、現地でジャーナリストとしての活動を開始、国際情勢の裏側、医療問題から経済まで幅広い分野の取材・執筆を行なう。1997年に帰国後も、取材のため、頻繁に渡航。アメリカの最新事情に精通している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    ジャレド・ダイアモンド、ユヴァル・ノア・ハラリ等、現代の知性8人へのインタビュー集。インタビュアーはジャーナリストの大野数基。いずれの識者の展望もけっして明るくはない。副題にあるように、実際にAIと格差は世界を滅ぼしかねないのである。ことにハラリ氏の展開するテクノロジー論は説得力を持つ。テクノロジーの進展による民主主義の凋落、「役立たず階級」の大量発生等、彼の示す未来は暗いというよりは、実際にその通りになりそうだと思われ、そうした時に我々の生き方や将来への希望を描きうるのかという不安におののく。

  • absinthe さん

    ダイアモンド氏、ボストロム氏など高名な知の巨人たちへのインタビュ。人類の将来の展望について、学者間に温度差があるがディベートでなくてよかった。学者それぞれの視点と考えがより深く読める。有名な著作の著者たちということで、期待した。が、やはりテーマに対してページ数が少なすぎる。ここに挙げられた著作はそれぞれ全部読みたい。AIは役立たず階級を増やすのか?ボストロム氏とハラリ氏の見解は異なるが。absintheは楽観的。実際はどうか?

  • 青色夜ふかし さん

    未知数の期待感に溢れていた10代〜20代を過ぎ、気づけば言い知れぬ不安感を抱く事が多くなった40代、今日この頃。同世代の秀才ハラリが、この「漠然とした不安感の理由」を知的に交通整理してくれた。このインタビューに答えは書いてない。しかしもっと勉強して子供に伝えなければと感じた。 ●「民主主義を揺さぶっているものそれはテクノロジーだ。スピードが早すぎて、情報量が多すぎて、誰も把握できない。だから未来が予想できず、ビジョンか持てない。ビジョンを示せない民主主義は力を失っている。」

  • HMax さん

    知の巨人8人との対話。豪華な8人の叡智の良いとこどりして、将来の日本の子供たちへの提言として願望を排して読ませていただきました。1.定年制廃止:今の60歳は昔の40歳と体力は同じで20年経験が多い。年齢差別の廃止。2.道州制導入:小さな単位で様々な社会実験行い、多様な社会を作る。3.分からないものは分からない:無知を隠すためにストーリーを捏造するのではなく、科学的研究を続ける意思を育てる。 

  • きいち さん

    なんだかお得な一冊。巨視的な視野で総合性の高い著作を世界に送りだした剛腕の識者たちへのインタビュー集。ダイヤモンドにグラットン、それに読んでいない「サピエンス全史」のノア・ハラリや「経済成長という呪い」のコーエン、「白人の歴史」のペインターがこの先をどうとらえているか、わかりやすく説いてくれる。どの識者も、肩肘はって予測するというよりも、このままの流れだとこういう可能性が高い…と自然体なので、それを踏まえて、自分は自分で現場をもとに考えて、よしなに対応していくしかないわな、とこちらも自然体でいられるよう。

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人物・団体紹介

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大野和基

ジャーナリスト。1955年、兵庫県生まれ。大阪府立北野高校、東京外国語大学英米学科卒業。79〜97年、米国滞在。コーネル大学で化学、ニューヨーク医科大学で基礎医学を学ぶ。帰国後も海外取材豊富。世界的な識者への取材を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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