アンダー・ユア・ベッド 角川ホラー文庫

大石圭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784043572014
ISBN 10 : 4043572018
フォーマット
出版社
発行年月
2001年03月
日本
追加情報
:
15cm,313p

内容詳細

ある雨の降る晩。突然、僕は佐々木千尋を思い出した。19歳だった彼女と僕がテーブルに向き合ってコーヒーを飲んだこと。彼女の亜麻色の髪、腋の下の柔らかそうな肉、八重歯、透けて見えたブラジャーの色や形…9年も前の、僕の人生のもっとも幸福だった瞬間―。そして僕は、佐々木千尋を捜してみることに決めた。もう一度、幸せの感触を思い出したいと願った―。それは盲目的な純愛なのか?それとも異常執着なのか?気鋭が書き下ろす問題作。

【著者紹介】
大石圭 : 1961年、東京生まれ。法政大学文学部卒。’93年、「置き忘れたもう片方の靴」で第30回文芸賞佳作となる。他の著書に「いつかあなたは森に眠る」「出生率0」「死者の体温」「処刑列車」がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おしゃべりメガネ さん

    ストーカーのお話です。大石圭さん初読みの作品でしたが、ストーカーの行動や心理を淡々と描いています。ストーカーと聞くだけで、多くの方が拒否反応や嫌悪感がわいてきてしまうとは思いますが、この作品に限っては見方が少し違ってしまいます(あくまでも、この作品内に限ってですけど)。自分の憧れの女性をストーキングし続けるのですが、「ストーカーって凄いな」と変に感心すらしてしまう手口が巧妙?です。ネタがネタなのに不思議と読後感は悪くなく、むしろ主人公の行動に対し、変にストレス解消された気分にすらなってしまいました。

  • aquamarine さん

    夫婦の自宅のベッドの下にいる男。乱歩の人間椅子を思い出し顔をしかめる。読み進めるにつれ、ストーカー男の異常さよりも、DV旦那の異常さに眉間にしわを寄せることになる。なぜ逃げない、なぜ我慢する。言うのは簡単だ。それができない女性は本当にいるのだ。どれだけストーカー男が純愛を貫き通してもやっぱりやっていることは犯罪だ。DV夫もコンビニ店員も、子供のころ与えてもらえなかった愛情や認めてもらえなかった存在感を、こんな形で昇華するとはなんと哀しいことだろう。全員が犯罪者なのに彼だけが純粋なのが余計に哀しい。

  • mr.lupin さん

    今回の大石作品も読み始めたら止まらない勢いのある作品で一気に読了。学生の時に一度だけ一緒に珈琲を飲んだ事のある佐々木千尋を捜しだした主人公の三井。そしてもう一度幸せの感触を思い出したいと思った...しかしそれは盲目的な純愛なのか?それとも異常な執着なのか?ある意味ストーカーとなりながらも夫のDVに苦しめられる千尋を見守る三井。最後はハッピーエンドとは言い難いが主人公の三井は良く頑張ったと思えるところが救いなのかな... ☆☆☆☆☆

  • そのぼん さん

    自分の家に、知らないうちに誰かが潜んでいる…。そんな戦慄のストーリーでした。『アンダーユアベッド』―、タイトル通りの行動をとっている男の目線からストーリーが始まります。ゾッとするような始まり方ながら、ストーキングされている女性の夫にも、おぞましさを感じました。人を愛することって何なのか…。色々考えました。ひとつだけ言えることは、夫のような男とも、ストーキング男とも、恋愛はしたくないってことでした。

  • ぷっくん さん

    (読友さんオススメ本)これは、面白かった!ホラーとゆうよりサスペンスでしょうか☆どこか切なくて可哀想な主人公の男。ラストまでぐいぐい読めた!救われない話だけど、男の一途な想いがすごい。出てくる最悪の夫には胸糞悪くて腹が立った(>_<)読みやすくてオススメしたいと思います☆

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大石圭

1961年、東京生まれ。法政大学文学部卒。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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