1990年代論 河出ブックス

大澤聡

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309625065
ISBN 10 : 4309625061
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
大沢聡 ,  
追加情報
:
327p;19

内容詳細

総括されない未決の問題として繰り返し浮上してくる一九九〇年代。私たちの社会と文化はいまだに「九〇年代的なもの」を引きずり続けている。いったいあの時代とはなんだったのか―政治や社会、運動、宗教から、マンガやアニメ、ゲーム、音楽にいたるまで、二〇のジャンルの論考/エッセイを、七〇年代以降生まれの気鋭の論者たちが寄稿。総論的な共同討議、インタビュー、ブックガイド、年表も付す。

目次 : 死なない九〇年代の歴史化へ―序文にかえて/ 共同討議 一九九〇年代日本の諸問題/ A 社会問題編(社会 終わらざる「社会」の選択―「一九九〇年代」の散乱と回帰/ 政治 「敵対の政治」と「忖度の政治」の源流―獲得された手段、失われた目的/ 労働 安定からやりがいへ―「やりがい搾取」のタネは九〇年代にまかれた/ 家族 「平凡」と「普通」が乖離した時代/ 運動 リスカでバンギャで右翼な青春 ほか)/ B 文化状況編(アニメ 一九九〇年代アニメ、複数形の記述で/ 映像 「ポスト日本映画」の起源としての九〇年代/ ゲーム 排除のゲーム史/ テレビ フロンティアとしての深夜帯/ マンガ/女性編 「すべての仕事は売春である」に匹敵する一行を思いつかなかった ほか)

【著者紹介】
大沢聡 : 1978年生まれ。批評家。近畿大学文芸学部准教授。専門はメディア論/思想史。博士(学術)。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • harass さん

    阪神淡路大震災、オウム事件などの90年代を各テーマ別にまとめたアンソロジー。各自の体験や考察などで物足りないところもあるが、一冊にまとめてあり、好きなところから軽く読める。東浩紀「祭は、毎年同じプログラムで、同じ屋台がやってくるから『安心』なんです。人びとが求めているのはそうした反復なんですよ。そこでからこそ経済が回る。そこに社会が気づいてしまった。書き手もいまや同じものを書きつづけられないと成功しない。エンタメの場合はそれが徹底してきている。漫画もいまや連載をやめられない。」あー、非常に納得……

  • ころこ さん

    90年代論は執筆者にとっても、読者にとっても、各々の価値観によって他のディケイドよりも捉え難いと感じるでしょう。@80年代からの断絶か継続か、Aゼロ年代への継続か断絶か、そのどちらと捉えるかによって、評価が変わってきます。それは、90年代の構造が現在にも残存していて、現在の社会の価値観に大きく依存するからでしょう。編者は、@80年代からは断絶しており、Aゼロ年代へは継続しているとみています。前半に、今日的な問題意識と90年代との距離がとれていない論考が目立ちます。それらが社会学系の大学教員の文章であり、デ

  • 小鈴 さん

    仁平典宏「終わらざる『社会』の選択--『1990年代』の散乱と回帰」(55-70)。さすが仁平さんである。よく聞かれる「社会の終演」説。共通の物語の基盤を欠いたまま諸個人は共約不可能な物語を生きるようになった、という説だ。仁平氏は意識調査や新聞記事DBから同質的な社会、平等な社会が終焉していないこと、規範的な社会が終焉どころか濃厚になっていくことを見事に示す。図1ナショナリズムの諸側面に対する時代の限界効果は必見。安易な時代論に流されないための必読論文です。

  • みのくま さん

    編者の大澤氏は元より、各テーマの著者たちも1970年代から80年代生まれに集中しており、まさに90年代に青春を送った人間による1990年代論になっている。各テーマの著者たちは、多かれ少なかれ自分史と重ね合わせて記述しており、なかなか面白かった。(が、雨宮処凛はやりすぎでつまらない。五所純子はめちゃくちゃ面白い。)また、社会問題編のラストは田原総一郎、文化状況編のラストは宮台真司で、特に宮台真司の切れ味は凄まじく、87年以降生まれは確実にぶった切られることだろう。(まさにぼくが87年生まれ)

  • サイバーパンツ さん

    90年代を様々なジャンルから見ていく。論というより当時を振り返るエッセイ的なものが多い。特に雨宮処凛は別の本で読んだことあるような自分語りで退屈だったが、松本卓也による当時の精神分析界隈の話は新鮮だったので玉石混交。文化状況で言えば、深夜バラエティやヤンキー漫画、封神演義など、他の90年代論では扱われないような作品を取り上げていたのは面白かったが、一章ごとのページ数が少ないので、物足りなさが残る。

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