夜刑事

大沢在昌

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784164010105
ISBN 10 : 416401010X
フォーマット
出版社
発行年月
2024年10月
日本
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

通称・ヴァンパイアウイルスに感染し、太陽の下で活動できなくなった刑事の岬田は、その代償として研ぎ澄まされた五感を手に入れた。岬田は、警察と犯罪者たちの思惑に翻弄されながら、ウイルスを感染させた元恋人を捜そうとするが―。著者史上、最も孤独で美しいヒーローをフルスロットルで描く、待望の新シリーズ!

【著者紹介】
大沢在昌 : 1956年愛知県生まれ。1979年、『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞し、作家デビュー。1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1994年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞を受賞する。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年、これまでの業績に対し、日本ミステリー文学大賞が授与される。2012年『絆回廊 新宿鮫10』にて、四度目の日本冒険小説協会大賞を受賞する。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞。2022年紫綬褒章受章。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    大沢 在昌は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者の新たな刑事シリーズ?ということで期待して読んだんですが、コロナ・ウィルス同様、有耶無耶になりような、ヴァンパイア・ウィルス刑事でした。 https://www.suirinsha.co.jp/books/detail16.html

  • パトラッシュ さん

    孤独な単独捜査を強いられる優秀な刑事とは『新宿鮫』と同じだが、謎の伝染病で昼間に動けないのは大沢さんも特殊設定に挑戦したか。ただリアル重視のハードボイルドに非日常性を持ち込むのは、物語の前提がリアルではないと公言するようなものだ。主人公の岬田は普通の捜査をしており、特殊な状況によるドラマ性に乏しい。ウイルスの侵された人びとだけが生きる夜の世界の造形も厳しさが足りず、現役警官も参加する感染者差別団体の跳梁もドタバタ騒ぎ立てるだけに思える。アイデアは面白いが、それをエンタメに生かす想像力と工夫が欠けていたか。

  • aki☆ さん

    大沢作品は500ページ超えも多い中、本作は約半分。自ずと期待値も半分になっていたのでそれなりに楽しめた。主人公の刑事岬田は犯罪者からは憎まれ同僚からは疎まれ、直属の上司しか味方がいない。これじゃどうしたって『新宿鮫』と比べちゃう。でも独特な設定は嫌いじゃなかった。新種のウイルス、感染による症状、それにより起こる事件の数々。岬田や前川課長も結構好き。シリーズになるなら追いかけたい。というかこのラストは続編あるよね?

  • 海の仙人 さん

    未知のウイルスに感染し、夜しか活動できなくなった刑事サキと中国情報部工作員?のマコがウイルステロを目論む組織を追い詰めていくが…。この終わり方からして既に続編が予定されている雰囲気。たくさんの謎が徐々に明かされるであろう次作を楽しみに待ちましょう。

  • オカピー さん

    コロナ禍からの発想から生まれたストーリーかなと思いました。少し近未来的なハードボイルド小説。物足りなかったけど、一気読みしました。昼に活動できない(ドラキュラか)で家にこもりきり、「ヴァンパイアウィルス」という未知のウィルスに感染、特効薬なし、ワクチン無し、感覚が研ぎ澄まされる、過敏になる。岬田(通称サキ)が、同僚の警察官からも嫌われ、敵からも嫌われ、でも生伸びていくためには、今後も夜刑事(ヨルデカ)を続けるしかない。ひょこっと覗くお茶目な所も引かれたが、女性には裏切られるタイプかな。続編在りそう。

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人物・団体紹介

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大沢在昌

1956年愛知県生まれ。慶應義塾大学中退。79年『感傷の街角』で第1回小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞および第44回日本推理作家協会賞長編部門、94年『新宿鮫 無間人形』で第110回直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞、10年第

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