モモコとうさぎ

大島真寿美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041061619
ISBN 10 : 404106161X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
追加情報
:
320p;19

内容詳細

働くって、生きるってどういうことだろう―。モモコ、22歳。就活に失敗して、バイトもクビになって、そのまま大学卒業。もしかして私、世界じゅうで誰からも必要とされてない―!?何をやってもうまくいかなかったり、はみだしてしまったり。寄るべない気持ちでたゆたうように生きる若者の、云うに云われぬ憂鬱と活路。はりつめた心とこわばった躰を解きほぐす、アンチ・お仕事小説!

【著者紹介】
大島真寿美 : 1962年名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で文學界新人賞を受賞し、同年『宙の家』で単行本デビュー。『三人姉妹』は「本の雑誌」2009年上半期ベスト2、12年『ピエタ』で本屋大賞第3位、14年『あなたの本当の人生は』で直木賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    逃避かもしれないー甘く見てたかもしれないー何がしたいのかーそんなことに心当たりが有るのは若者だけじゃないよね。だけど、なんとか折り合いをつけて生きてるんだよね。大島さんの世界はちょっと優しくて、ちょっと考えさせられるんだ。モモコはそこの貴女だったかもしれない。未来の誰かだろうとも思う。私は『お針』は苦手だけれど・・モモコはきっと大丈夫。ちくちくちく・・

  • のぶ さん

    タイトルと装丁から、ファンタジックな作品かと想像したが、意外にもシリアスで、内容もとても良かった。主人公、モモコは家庭に事情を抱え、22歳で就活にも失敗して引き籠ってしまう。前半部のモモコの煮え切らない姿にイライラしたが、ある時リュックにうさぎのぬいぐるみを詰め込み家出する。それからの物語が俄然面白くなってきた。いろんな人との出会いや体験を通し、モモコは自立し成長していく姿にエールを送りたくなった。就職して平凡に暮らす生活だけが正しいのか、疑問を投げかけられた一冊だった。

  • takaC さん

    いつかの『本の雑誌』で紹介されていたのが読みたいと思ったきっかけだったと思うが、こういう内容だとは読み始めてから知った。あまりリアリスティックではなかったが、本当にあったら困った話だ。

  • おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと… さん

    83/100点 久しぶりの大島作品、ちょっと不思議な雰囲気を持った作品でしたが面白く読めました。就活に失敗した主人公が、自分の存在する意味を探すため家出し、旅をする中で成長して行く物語。最初は主人公モモコの煮えきらず、他人に頼りきる姿勢にイライラしました。しかし旅を続けいろんな人との関わりの中で、他人に必要とされる事で自分に自信が持て、徐々に自分自身の存在意義を見つけていく姿に共感を覚えました。ただ、うさぎの持っている特別な力って何だったんだろう?最後までイマイチ判らず、その点に少し不満が残りました。

  • なゆ さん

    就活に失敗してしまったモモコ22歳の、自分探しの旅のような話。ずいぶん遠回りして、自分らしい“働くという事”を見つけたねぇ、モモコ。はじめはあてもなく友達や弟のところに転々と居候したり、ぼんやりしてて幼い感じで心配したよ。流されるように行く先々で、必要に迫られたり、やれる事をやったりしてるうちに、ようやく道が見えてくる。面白い人たちがたくさん出てくるけど、帽子屋のおばさんみたいな生き方羨ましい。うさぎの存在が意外にモヤモヤだけど、モモコを見守ってるようでもありやじ馬っぽくもあり、なんだかね〜とほのぼの。

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人物・団体紹介

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大島真寿美

1962年愛知県名古屋市生まれ。1992年「春の手品師」で第七四回文學界新人賞を受賞し、デビュー。2012年『ピエタ』で第九回本屋大賞第三位。2019年『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で第161回直木三十五賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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