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折々のうた春夏秋冬・夏

大岡信

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784887471290
ISBN 10 : 4887471297
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : かぜとなりたや(川上澄生)/ プラタナス(石田波郷)/ 空青し山青し海青し(佐藤春夫)/ 草にねころんでゐると(山之口貘)/ 六月を(正岡子規)/ 谺して(杉田久女)/ 閑かさや(松尾芭蕉)/ 暁や(篠田悌二郎)/ 水すまし(村上鬼城)/ 金亀子(高浜虚子)〔ほか〕

【著者紹介】
大岡信 : 1931年静岡県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • しゅてふぁん

    さすが夏の歌、敗戦直後の歌がいくつか紹介されていてた。『処女らに 何護らすとわが教ふ 手榴弾に火をつけ爆ぜしむる術(すべ)/香川進』。一番心を掴まれたのは『虹自身 時間はありと 思ひけり/阿部青蛙』。夏の夕立後に空にかかる虹、あっという間に生まれて消える…切ない。お気に入りは『馬に乗って 河童遊ぶや 夏の川/村上鬼城』。とても楽しそうな夏の一日だ。

  • しーふぉ

    夏に読むと季節感がマッチしていいですね。秋編は秋に読むことにします。

  • クラムボン

    折々のうた《春夏秋冬》を詠んできましたが、夏編が最後になりました。夏は詩情が湧かないのでは?と思いましたがそんなことはありません! 寺山修司の「ふるさとの訛りなくせし友といて/モカ珈琲は/かくまでにがし」訛りの無い友を前にして飲む珈琲は苦いと言う…何とも切ない。北斎の辞世の句「ひと魂(だま)でゆく気散じや夏の原」悠々自適ながらも、なお気骨に溢れている。そして一茶の句が3句入っている。どれも良いのだが、本編の句ではなく、参考に紹介された一句「昼の蚊やだまりこくつて後ろから」が特に気に入りました。

  • Y.yamabuki

    文庫サイズのハードカバー。字が大きくてゆったりとしている。安野光雅さんの装幀で全体的に落ち着いた雰囲気。 教科書で目にした覚えがある中村草田男の「万緑の…」深い緑の中の白というコントラストの鮮やかな中に成長する我が子への期待が微笑ましい。小林一茶の「蟻の道…」地面の小さな生き物から夏空の雲に視点を移動させる壮大な句。着眼点が面白い。他にも色々、夏になったら読みたい句や歌が… 折に触れて手に取りたい一冊でした。

  • かつみす

    「あき」から読み進めてきたこのシリーズもこれで最後。夏は生命力にあふれる季節のせいか、他の三冊に比べて哀しみや憂いを帯びた作品は比較的少ないように思う。日本の夏は敗戦と結びつき、それにまつわる作品も幾つかあるのだけれど。編者の父上である大岡博の作品も収められていた。達意の解説、読みやすいレイアウト、上品な造本のおかげで、詩歌にゆっくり目を落とす楽しみを覚えた。これからも新しい季節が来るたび、食後のコーヒーを飲みながら読み返すことになるだろう。登録者が少ないけれど、これは本当にお勧め。もっと読まれてほしい。

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