BOOGIE WOOGIE WALTZ 大友克洋全集

大友克洋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065273203
ISBN 10 : 406527320X
フォーマット
出版社
発売日
2022年03月18日
日本
追加情報
:
364p;25

内容詳細

大友克洋が20〜22歳のころ、1974〜1976年にかけて発表した15編の短編漫画作品を発表順に収録した作品集。
1982年に綺譚社より発行された単行本『BOOGIE WOOGIE WALTZ』の収録作を中心に、『ONE DOWN』、江戸川乱歩の短編を漫画化した『鏡地獄』という、これまで単行本には未収録だった2作品の、待望の初収録が実現したコンプリートな編成となっている。
後に『童夢』や『AKIRA』へと結実する、若き大友克洋の粗削りながらも実験的で、新たな表現を模索する非凡な才気を深く味わうことのできる、意欲作ぞろいの内容だ。
なお『目覚めよと呼ぶ声あり』は発表時にも単行本でも割愛された幻のラストページがあり、これは本書にて初公開となる。
綺譚社刊行の『BOOGIE WOOGIE WALTZ』と『GOOD WEATHER』の2冊は、当時ほぼ通信販売のみの流通で、ほとんど書店に並ばなかったこともあり、長らく入手困難であった。
そんな初期作品集が、未収録レア作品を加え、何と40年ぶりの正式・完全な復刻となる!
※「OTOMO THE COMPLETE WORKS」第2巻

目次

BOOGIE WOOGIE WALTZ(週刊漫画アクション 1974年4月25日号)
BOOGIE WOOGIE WALTZ(週刊漫画アクション 1974年5月23日号)
ONE DOWN(週刊漫画アクション 1974年7月4日号) 
目覚めよと呼ぶ声あり CHORAL PRELUDE WACHET AUF ――「コーラル」より前奏曲(週刊漫画アクション 1974年8月15日号)
心中 ―’74―(週刊漫画アクション 1974年10月3日号)
傷だらけの天使 第一話「暗夜行路」(週刊漫画アクション 1974年10月31日号)
傷だらけの天使 第二話「パック 糞面白くもなかった今日の終わりに」(週刊漫画アクション 1974年12月5日号)
傷だらけの天使 第三話「短距離走者の連帯」(週刊漫画アクション 1975年2月6日号)
傷だらけの天使 第四話「醜悪の軋み」(週刊漫画アクション 1975年3月6日号)
傷だらけの天使 第五話「チュンパラブギウギチュンパラブギ」(週刊漫画アクション 1975年6月5日号)
傷だらけの天使 第六話「スカッとスッキリ」(週刊漫画アクション 1975年8月7日号)
辻斬り(漫画アクション増刊 1975年8月23日号)
傷だらけの天使 第七話「ROCK」(週刊漫画アクション 1975年11月27日号)
鏡(漫画アクション増刊 1975年1月3日号)
鏡地獄 原作:江戸川乱歩『鏡地獄』(別冊漫画アクション 1975年3月12日号)
解説      

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ねりわさび さん

    1974ー1976年に大友克洋氏により作画された当時の現代短編劇を、時系列に準じて再構成したコミック。見ていると不安になってくる白い背景とキャラクターの動線描写の組み合わせがクールで面白い。ホラー系の物語が多く、起承転で始まり結をカットするため読者を突然突き放すような仕上がりの短編集であり、資料的価値も高い。大友ファンなら購入をお勧めします。面白かったですね。

  • Vakira さん

    大友克洋さん全集の2巻目は48年も前の初期短編集15編。青春&ヴァイオレンス。あの名作「傷だらけの天使」の感覚。っと思っていたらサブタイトル「傷だらけの天使」じゃん。表現は当時画期的だったでしょう。まるで映画のワンシーン。男と女。拳銃に短刀。タランティーノが好きそうな展開と結末。いいです。大友克洋さんの初期作品、素晴らしい。最後のページに本人解説があるのも嬉しい。大友克洋さんが影響受けたもの:今村昌平、黒澤明、安部公房、江戸川乱歩、夢野久作、マイルス・デイビス、宇野亞嬉良、横尾忠則、伊坂芳太郎、粟津潔。

  • ぐうぐう さん

    『OTOMO THE COMPLETE WORKS』で読む『BOOGIE WOOGIE WALTZ』。長らく絶版状態だった幻の初期作品集だ。巻末の解説で「そもそも自分の中にあるマンガっぽい、デフォルメされた絵も好きではなかったんです。そうしてマンガ絵を捨てて、自分の絵を模索し始めた頃でもあります」と大友自身が吐露しているが、漫画家デビュー間もなくにして大友克洋は従来の漫画からすでに離れようとしていたということだ。確かに、ここに収録されている短編は漫画の影響よりも、日本映画であったり、(つづく)

  • あさひ さん

    「鏡地獄」が良かった。

  • kadocks さん

    ATGっぽいなぁと思ったら言及されていて、あの時代そのものをことを後書きで書いていて感動。 初読だったが、ここから変わっていくのを読んでいくのもまた楽しい。

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人物・団体紹介

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大友克洋

漫画家・映画監督。1954年、宮城県生まれ。1973年『銃声』にてデビュー。1979年初の単行本となる『ショートピース』で注目を集める。映像では、『幻魔大戦』(キャラクターデザイン)、『迷宮物語』(『工事中止命令』監督)などを経て1988年、長編アニメーション作品『AKIRA』を自ら監督(本データは

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