Animation AKIRA Storyboards 1 大友克洋全集

大友克洋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065262641
ISBN 10 : 406526264X
フォーマット
出版社
発売日
2022年01月21日
日本
追加情報
:
488p;25

内容詳細

1988年に劇場公開され、漫画の域を超えてアニメの世界までも革新したアニメ映画版『AKIRA』。このアニメは原作者である大友克洋自身が、監督と脚本を務めるという異例の製作体制で作られながら、世界的な評価まで得ているという破格の名作である。本書は、そのアニメ版を製作するにあたり、大友自身が自ら描き上げた膨大な量の絵コンテを全2巻にまとめたものの第1巻にあたる。かつてヤングマガジン編集部から1988年に、同じく2分冊で刊行されていたが、短期間で絶版となって以来、長らくプレミア品となっていたレアアイテムが、「大友克洋全集」の第1期・第1回配本タイトルとして、遂に待望の復刻となる。これは単体の商品としては30年以上ぶりである。絵コンテというと、ラフに描かれた未完成な設計図と思われがちだが、本書のコンテの精密度は桁が違う。それもそのはず、著者がこれを描いたのは、映画版『AKIRA』製作のために漫画版の連載を中断していた1987年頃であり、単行本でいうと5巻の中盤を描いていた時期。連載バリバリ時期のテンションで描かれた絵コンテの緻密さやキャラクターの躍動感は、漫画本編に勝るとも劣らないレベルなのだ。なお本書はA、B、C、Dから成る全4パートの前半A・Bパートを完全収録し、全500ページ近い大ボリュームとなっている。眺めるだけでアニメ版『AKIRA』の映像が脳内に再生される「読む動画」の如き本書ゆえ、熟読すればするほど著者の驚異的なアニメ製作術に触れることができるはずだ。なお、書名の「Storyboards(ストーリーボード)」とは「絵コンテ」の英語表記である。
[OTOMO THE COMPLETE WORKS とは?]
世界的なタイトルを次々に生み出し、漫画家、イラストレーター、映像監督、シナリオライターなどのジャンルに囚われない創作者の顔を持つ大友克洋。その多様な「全仕事」のすべてを、作者である大友克洋自身が時代順に俯瞰、総括、そしてリ=プロデュースするのが「OTOMO THE COMPLETE WORKS」(大友克洋全集)です。日本から世界中に衝撃をもたらした表現方法の集積は、一人の作家のパーソナルな仕事集というだけでなく、1970年代から現代までの漫画、アニメ、映像までをも含む、現代文化の冒険を愉しめる作品集とも言えるでしょう。時代によって何が生み出されたか。作家は時代に何を見て、考えてきたのか。そして作家は、次に何を試みていくのか。──作品から発言までを網羅することで、作家としての進化を明らかにし、次の世代の創作者へその姿勢を伝えていく。この全集は作家自身が自らを「作品化」し、手触りも含むモノとして記録する、まったく新しい全集となります。(編集室より)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぐうぐう さん

    『OTOMO THE COMPLETE WORKS』で再読する『Animation AKIRA Storyboards 1』。映画版公開時に刊行されたオリジナル『アキラ絵コンテ集』と比べると、用語解説がボリューミーになり、より充実している。一番の違いは『アキラ絵コンテ集』が左綴じだったのに対し、今回の全集版では右綴じになってい点だ。だからだろう、より漫画的に読める。オリジナル版を最初に読んだ時「絵コンテでここまで描き込むか!」との驚きがあったが、今回の再読でもそのディティールに呑まれてしまった。(つづく)

  • KDS さん

    オリジナルの「アキラ絵コンテ集」は未読だったので、今回が初読みとなる。本書は発売されてすぐに品切れになっていたためようやっと読めたわけだが、所詮は絵コンテ集だろ…と正直あなどっていたらとんでもない!ここまで細かなディテールまで描き込んであるとは思わなかった。アニメは原作とはかなり異なる設定だったと思うので、別バージョンの「AKIRA」を読んでいるようにも感じられて実に感慨深い。…ということで同時購入した2巻へ読み進めることにしたい。

  • tban さん

    シンドラーのリストのように赤が鮮烈 ストーリーボードという事で映画を思い浮かべながら 拝読しました。素晴らしいです。ここまで緻密に描き込まれていたとは 驚愕です。そして、まだ買っていない方にお知らせしたいのは このストーリーボード、なんと2C印刷です。数少ない赤の描き込みが ものすごく鮮烈です。これは是非見てほしいし、このこだわりがあってこその あのシーンなのかと納得です。天才の頭を覗き込んだ感覚を体験できます。

  • えーてる さん

    究極の手描きアニメーション作品といった評価もあるが、劇中のキャラクターたちは大友克洋の絵から少しズレた感じで、個人的には不満に感じていた劇場版AKIRA。大友克洋本人が手掛けた絵コンテは、当然大友克洋の絵なので、そういった違和感もなく、大変すばらしい。フィルムでは気が付きにくいことも絵コンテは事細かに指定されていて、その情報量と映像表現に対する熱意に驚かされる。

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人物・団体紹介

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大友克洋

漫画家・映画監督。1954年、宮城県生まれ。1973年『銃声』にてデビュー。1979年初の単行本となる『ショートピース』で注目を集める。映像では、『幻魔大戦』(キャラクターデザイン)、『迷宮物語』(『工事中止命令』監督)などを経て1988年、長編アニメーション作品『AKIRA』を自ら監督(本データは

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