天皇の世紀 2 文春文庫

大佛次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167773458
ISBN 10 : 4167773457
フォーマット
出版社
発行年月
2010年02月
日本
追加情報
:
16cm,457p

商品説明

条約締結から安政の大獄へ。権力を巡る白熱の攻防。史実の中に真の人間像を追求した著者渾身の大作。井伊直弼と吉田松陰を両軸に幕末の力と熱の対立を描く。

内容詳細

通商条約の勅許を求めた宮廷工作は失敗し、将軍継嗣問題も混迷を極めている。幕府の威信が揺らぎつつある。この難局にあって、突如として権力の中枢に昇りつめた井伊直弼。“政敵”として立ちはだかった徳川斉昭。純粋な思想に殉じた吉田松陰。三様の人間像を解き明かしつつ、政治権力を巡る白熱の攻防を描く。

【著者紹介】
大佛次郎 : 明治30(1897)年、横浜市生れ。本名・野尻清彦。長兄は英文学者の野尻抱影。大正10(1921)年、東京帝国大学政治学科を卒業後、鎌倉高等女学校(現・鎌倉女学院高等学校)教師となったが、翌年外務省条約局勤務(嘱託)に。13年、鎌倉の大仏の裏手に住んでいたことに由来する大佛次郎の筆名で、「隼の源次」、ついで「鞍馬天狗」シリーズ第一作「鬼面の老女」を発表、作家活動をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とおる さん

    面白い。修好通商条約に井伊直弼は必ずしも乗り気ではなく、現場の岩瀬や堀田が先導したなど知らなかった事が続々。しかしようやく安政の大獄終わりましたわ。読み応えあります。「親思ふこころにまさる親ごころ けふの音づれ何ときくらん」…松陰先生!

  • じろう さん

    一巻同様詳細を極めた維新史。今回は井伊直弼と水戸藩の動き。現在の日本政治も上の方では似たような駆け引きが行われているのかもしれない。ただ、この時期から下士や市井人も政治的発言をするようになってきたものらしい。大獄でやられた梅田雲浜は貧困に妻子を苦しめても主義を貫く偉い人と思っていたが、この頃はもう金持ちで、そういうのはプロパガンダだという気がする。至誠の人吉田松陰も雲浜のことは胡散臭く見てるし、いわゆる煽りやなんだろう。こういう人今でも多くいる。

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大佛次郎

1897(明治30)年横浜生まれ。本名は野尻清彦。長兄は星の文学者・野尻抱影。1921(大正10)年東京帝大卒業後、教員や外務省嘱託として勤務。この頃ロマン・ロランの訳書を出し、その他小説の抄訳などを雑誌に寄稿する。1924(大正13)年大佛次郎の筆名で「鞍馬天狗」シリーズが人気となり、専業作家生活

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