キマイラ 10 鬼骨変 ソノラマノベルス

夢枕獏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022760142
ISBN 10 : 4022760141
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
追加情報
:
245p;18

内容詳細

明らかになった恐るべき過去を背負い、南アルプスの山麓でキマイラ化した久鬼麗一と対峙する久鬼玄造と九十九三蔵。それを見守る宇名月典善、菊地良二―。そして、一敗地にまみれたあの龍王院弘の姿もあった。人か、獣か、それとも神か。キマイラにおのれの運命を狂わされた男たちの執念が渦巻く、驚天動地の第10巻!

【著者紹介】
夢枕獏 : 1951年、神奈川県小田原市生まれ。東海大学卒業。77年『カエルの死』でデビュー後、シリーズ人気作品を発表し、今日に至る。89年『上弦の月を喰べる獅子』で第10回日本SF大賞を、98年『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞を受賞。さらに『大江戸釣客伝』で、2011年に第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞、2012年に吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    「大鳳吼は夢を見ていた。またあの夢である。生きながら獣に喰われる夢だ。得体の知れない不気味な獣が、頭を大鳳の腹の中に突っ込んで、思うさま、内臓を屠っている」32年前、この文章から始まった『幻獣少年キマイラ』8番目のチャクラ・鬼骨を発動することで、白皙の美少年は表紙の獣に変貌する。その身体がメリメリと蠢き、蜥蜴のような首・鰐のような咢・虎のような頭部が生え、次々と出現する無数の腕は、眼も鼻も無き肉食獣の牙を持つ咢となる。梵天変・縁生変・群狼変・昇月変・玄象変と長らく続いた明治期の大谷西域探検隊と、自身の→

  • sin さん

    桜舞うこの風景は以前その同じ描写を見た。デジャブーだろうか?それとも作者が物語を再開するにあたってまたここから踏み出す必要があったのか、曾てこの物語は変身と云う大風呂敷の上に組み上げられた青春群像であった。そして作者はまた原点にたち戻ろうとしているのか?それにしても終りが見えないと云うのは困りものではないだろうか

  • 不羈 さん

    いつまでも変わらない想いが伝わるシリーズ。いや、むしろ最初の頃に比べ其々の登場人物達が各々仏(仏陀、阿弥陀如来、阿修羅など)に見える。本作のラストはもう“彼”の苦悩と救いへの一筋の光が見えて読んでいるこっちが泣きそうに。。。

  • ぐうぐう さん

    キマイラ化した久鬼麗一、その異形を目撃する九十九三蔵ら。人が獣化する、それがどういうことなのか、夢枕獏は渾身の筆力でもって、描き切ろうとする。まるで遠慮のない変容は、凄まじく、恐ろしいが、どこか美しくもある。そして夢枕獏は、次に菊池良二の物語を紡ぐのだ。初期の頃は、ただの当て馬的キャラに思えた菊池だが、弱く、劣等感が支配する、そんなキャラだからこそ、超人としての九鬼、そして大鳳が映える。しかし、弱き人の中にも獣はいると菊池は気付くのだ。(つづく)

  • chiseiok さん

    去年の積み残しその2(笑)。田中芳樹作品なんかももそうですが、中断の長い大河小説については、まず読んでる自分のあらすじの記憶が曖昧だし、一番ハマってた頃の熱い飢餓感とか薄れてるんで、何かしゅっと読み終わっちゃいますね…。ここからずんずん続巻が出るわけじゃなくてまた間が空くんでしょうし…。もちろんつまんないワケではないので、獏さんには健康第一で完結にむけてがんばってほしいと思います。いや本当です!(^_^;)

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夢枕獏

1951年、小田原生まれ。東海大学卒業。『上弦の月を喰べる獅子』で第10回日本SF大賞、『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞、『大江戸釣客伝』で第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞、第46回吉川英治文学賞を受賞。2017年に第65回菊池寛賞、第21回日本ミステリー文学大賞を受賞。18年には紫綬

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