樋口一葉・たけくらべ、夏目漱石、森鴎外 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集

夏目漱石

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309728834
ISBN 10 : 4309728839
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
562p;20

内容詳細

吉原の廓の隣町を舞台に、快活な十四歳の美少女・美登利と、内向的な少年・信如の淡い想いが交錯する、一葉「たけくらべ」(新訳・川上未映子)。東大入学のために上京し、初めて出会う都会の自由な女性や友人に翻弄される青年を描いた、漱石「三四郎」。謎めいた未亡人と関係を重ねる作家志望の文学青年・小泉純一が、芸術と恋愛の理想と現実の狭間で葛藤する、鴎外「青年」。明治時代に新しい文学を切り開いた文豪三人による、青春小説の傑作三作を収録。

【著者紹介】
樋口一葉 : 1872〜1896。東京生まれ。1886年、中島歌子の歌塾「萩の舎」に入門。17歳の時に父の死去により、一家の生計を担うことになる。91年、半井桃水に師事して小説執筆を開始。貧困の中創作された「闇桜」「うもれ木」で注目を集める。94年から「奇跡の14ヶ月」と言われる死去までの約一年間に「大つごもり」「にごりえ」「十三夜」など、この時代に生きる女性の切実な苦悩を描いた作品を次々に発表。24歳の若さで肺結核で死去

夏目漱石 : 1867〜1916。江戸生まれ。1893年、帝国大学文科大学(現在の東京大学)英文学科卒業後、1900年、イギリスへ留学。帰国後、日本人として帝大初の英文科講師となる。05年『吾輩は猫である』を発表し注目を集め、07年、教職を辞し朝日新聞の専属作家に。その後の代表作に『それから』『門』『彼岸過迄』『こころ』『道草』『明暗』など

森鴎外 : 1862〜1922。石見国(現在の島根県)生まれ。1881年、帝国大学医科大学(現在の東京大学医学部)卒業後、陸軍軍医副となり、84年、ドイツに留学。88年に帰国後、留学中に交際していた女性エリーゼとの悲恋を描いた『舞姫』を発表し注目を集める。軍医学校長、軍医総監等を歴任の一方、翻訳・評論・創作・文芸誌発行など多岐に亘る分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    漱石の『三四郎』は先月読んだので、川上三映子訳『たけくらべ』目当て。原文が相当読み難いので現代語訳が出るのはいいことだ。雰囲気もよく出ている。美登利の心に抱えるものとそれを押し隠すかのような気の強さ、語りの正太郎の戸惑いや、長吉と三五郎に見られる親の関係が子供に及ぼす影響などがよくわかる。しかし、なぜ関西出身の彼女に訳を依頼したのかと思う。これは立派だが、現代語とは言え、もう少し江戸っ子気質、特に長吉なんかが信さんに下駄を貸すとこなんかそのキップの良さをみたかったかな。それでもやりとげた川上さんに拍手。

  • ケイ さん

    鴎外の「青年」 三四郎と非常に似た構成。始まりは、鴎外や漱石をモデルにした人物が登場し、気がきいて面白いと思った。だが、純一が出会う女性達に次々に気をひかれ、あちこちに気が散り、大胆なようでいて何も出来ない様に、苦笑いしながら読み終えた。東京に慣れてお金を貸してくれと頼む友人が出てきたり、汚い宿で女性と同じ部屋になったり…、ここまでくると、漱石は当惑したのではないだろうか。さて、「知れきった事を殊更に偉そうに声高に言う者」を純一は嫌に思った。今も昔も、そういう輩は必ずいて、周りを閉口させるものなのだなあ。

  • 優希 さん

    明治期の文学に触れることができます。川上未映子さん訳の『たけくらべ』の瑞々しさが美しい。原文を読んでいるので無難にまとめた感を受けましたが、ここから入るのがいいのだと思いました。森鴎外『青年』が意外と面白かったです。性欲に悶々とする純一に苦笑い。鴎外の貞操観念が伺えるようでした。夏目漱石『三四郎』は以前に読んでいますが、やはり恋愛青春群像だなと思わされます。明治初期からの文学の流れが垣間見れる1冊と言えるでしょう。一気に近代に入る時代を感じさせます。

  • KAZOO さん

    この巻には、「たけくらべ」「三四郎」「青年」という明治の代表的な青春小説が収められています。ただ、「たけくらべ」は川上未映子さんの現代語訳になっています。それぞれ好みがあるのでしょうが、私は原文でもよかった気がします。確かにわかりやすくはなるのでしょうが、原文の持っているその時代の雰囲気がなくなってしまい気がします。私はこの3作のなかでは鴎外の「青年」が一番好きです。

  • Tonex さん

    川上未映子訳「たけくらべ」のみ。▼途中まで読んで、これは樋口一葉の小説ではなく、川上未映子の小説ではないかと思った。文体が川上未映子そのまんま。調べてみたら、そもそも川上未映子は樋口一葉の影響を大きく受けているので、似ていて当然だった。▼江戸と明治と昭和がごちゃ混ぜになったような奇妙な文章。言葉の実験の面白さもある斬新な現代語訳。▼訳者あとがきに《読後、何もかもに置き去りにされながら抱きしめられるようなあの感動》とあった。ラストの余韻を「置き去りにされながら抱きしめられるような」と表現する言語感覚。

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夏目漱石

慶応3年(1867年)現在の東京都に生まれる。帝国大学英文科卒業後、教師を経てイギリスに留学。帰国後『吾輩は猫である』を発表。その後朝日新聞に入社し、職業作家となる

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