サマーサイダー

壁井ユカコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163806402
ISBN 10 : 4163806407
フォーマット
出版社
発行年月
2011年10月
日本
追加情報
:
20cm,301p

内容詳細

廃校となった中学を卒業した幼なじみ3人の間には、変わり者の教師・佐野の「怪死事件」をめぐる誰にも言えない秘密が…。揺れる幼なじみの距離、廃校舎に隠した罪の記憶。瑞々しい感覚で描く青春ホラー。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Shinji さん

    「2.43」以来の壁井ユカコさんなんですが… タイトルや表紙から「シュワっと爽やかブルースプリング」的なものを想像してたのにまさかのホラー!蝉は嫌いじゃないんですよ、夏にお参りに行った神社で抜け殻見つけてシャツに5、6個つけて歩いててものすごく嫁に怒られたくらい好きなんですよ。アオハルの求めた生きる意味、アオハルと夏央に触れた千比呂の心理状態が少なからず理解出来てしまう妙な感覚に包まれました。恵のバカ優しい小学生っぷり、ミズと誉の苦くて甘酸っぱい夏の「春」にホラーとはいえ癒された感のある作品でしたよ!

  • エンブレムT さん

    「サイダー飲みたかったんだ〜♪」とゴクゴク一気飲みしたら、実は得体の知れない別の何かを飲み干してちゃってたって感じ。でもノド越しは確かにサイダーだったから、なんかもうそれでも良いやと思えなくもない感じ(笑)あぁ、なんでこれ普通に幼馴染3人の青春物語として読ませてくれないんだよぅ。訳アリで孤立を選ぶ三浦も、名門バレー部で挫折を味わう恵も、幼馴染として揺れ動く倉田も、誰を主人公にしても充分魅力的じゃないですかー!!何もホラーファンタジー仕立てにせんでも・・・や、単に私が虫が苦手ってなだけなんですけど・・・ね。

  • ひめありす@灯れ松明の火 さん

    壁井ユカコ×サマーサイダーで、弾けるようにほろ苦く、けだるい夏のアスファルトの熱を感じる様な青春小説かと思ったら、全然違う、どこにも行けない閉塞感を持つ、三人の少年少女の物語でした。幼い頃は犬ころの様にころがりまわっていたのが、二人だけの触れ合いにざらりとした孤独と熱を帯びる、互いが異性を意識して離れる瞬間。その瞬間が美しく描かれている。そして、セミの抜け殻は瓶詰にした、夏の宝物。喧しく鳴きたてるセミは夏の風物詩。だけど、虫の詰まったままの幼虫はムニリとして気味悪く、セミ爆弾は、怖い。蝉人間はもっと怖い。

  • うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同) さん

    去年卒業した中学校が廃校になり、構内に残っている備品を発展途上国の学校に寄附されることになった。その手伝いに駆りだされた3人でしたが・・。う〜ん。悪くはないけど何だか物足りない。ちょっと期待しすぎたかな。青春ホラーという触れ込みで、最初はどこが青春ホラー?という感じだったのですが、終盤は確かにホラーですね。メグは何だか裸の王様状態。メグ一人だけ空回りしているようでいたたまれなかったです。蝉の鳴き声を聞いたらこの本の事を思い出しそうです。★★★

  • じょんじょん さん

    青春小説かと思って読み始めたら、途中から様子がおかしくなってきて、「うひゃ〜」という感じ。蝉苦手です。バッタとか蝉の大群とかめちゃめちゃ苦手なので、単にホラーSFと思えばいいのか、なにか訴えるものがあるのか、蝉に圧倒されて理解に頭がまわりませんでした。終盤のやさしかった先生の変貌は怖すぎます。まともなレビューが書けませんです。イヤミス以上の後味でした。

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人物・団体紹介

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壁井ユカコ

沖縄出身の父と北海道出身の母をもつ信州育ち。学習院大学経済学部経営学科卒業。第9回電撃小説大賞“大賞”を受賞し、2003年『キーリ 死者たちは荒野に眠る』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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