十字軍物語 1

塩野七生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103096337
ISBN 10 : 4103096330
フォーマット
出版社
発行年月
2010年09月
日本
追加情報
:
320

内容詳細

11世紀末、長くイスラム教徒の支配下にあった聖都イェルサレムを奪還すべく、カトリック教会は「十字軍」結成を呼びかけた。異国の地を独力で切り拓いた男たちの戦いは、いかなる結末を見たのか…。

【著者紹介】
塩野七生 : 1937年7月、東京に生れる。学習院大学文学部哲学科卒業後、63年から68年にかけて、イタリアに遊びつつ学んだ。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。92年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくみ、一年に一作のペースで執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ハイク さん

    11世紀末からの西欧のキリスト教聖地への十字軍派遣の物語である。十字軍誕生はローマ教皇とビザンチン帝国皇帝の覇権争いが発端だった。「カノッサの屈辱」で皇帝人事に法王が反対した。この結果法王の権威と権力を万全なものし、聖地エルサレムへの派遣が決定した。エルサレムの「聖地奪還」「聖地解放」を旗印に西欧キリスト教国の諸侯が1096年に「第一次十字軍」として出発した。総勢約5万人位と推定される。派遣ではイスラム教国との争いが激しく、「十字軍国家」を打ち立てたものの、派遣された主な人々は全員亡くなったのであった。

  • レアル さん

    「神がそれを望んでおられる」 で始まった十字軍。1巻は1096年〜1118年十字軍国家確立までの物語。単なる宗教対立ではなく、ローマ皇帝との権力争いという思惑も重なり進んでいく。戦いの末に「イェルサレム解放」を果たすのだが、「解放」だなんてキリスト側の言い分。3巻を読み終えたら、著者の本でも関連もないが、十字軍に遠征「される」側を描いた『アラブが見た十字軍』も読んでみたい!とは言え、この本もキリスト教側のみで書かれた本でもないのだが。。「絵で見る十字軍」を先に読んでたので理解しやすく楽しめた。次は2巻♪

  • ヴェネツィア さん

    第1巻は、第1次十字軍の前史から十字軍国家の成立と、第1世代の退場までが語られる。およそ900年も前のことなのだが、『ローマ人の物語』でもそうだったが、塩野七生の手にかかれば、それぞれの登場人物たちが実に生き生きと、しかも個性豊かに描かれている。若々しく颯爽と描かれるタンクレディをはじめ、諸侯たちがパレスティナに入ってから、日々の闘いの中で成長していく物語として書かれており、躍動感にあふれた史劇となった。

  • つーこ さん

    『十字軍』というワードは知ってたけど、何のために誰がどこに作ったのかなどなど、全く知らなかった私。無知な子供のように「え〜!エルサレム奪還の話なんだ」「カノッサの屈辱って、すごい事するね〜」「結局法王も皇帝も戦ってないじゃん!」と色んな事に驚きワクワクしながら読んだ。キリスト教の背景や歴史も知らない日本人にも分かりやすくくだいて、でも長ったらしくない説明と興味をそそる文章。さすが塩野さん。だけど、『絵で見る十字軍』そんな本があったのか!わ〜そっちから読むべきだったな〜。私くらいの初心者には・・。

  • 胆石の騒めき さん

    【1】を読み終えた時点にて…。十字軍には「聖戦に赴く騎士」という憧れに近いイメージがあったけど、大間違いだった。「カノッサの屈辱」の仕返しを皇帝より受け、勢力が弱まった法王ウルバン2世が、自らの権威発揚にキリスト教の持つ「原罪」を悪用して「イェルサレム奪還」のプロパガンダを発したことが全てのはじまり。むしろ平和に共存していたイスラム教徒に不毛な戦いをしかけた。イェルサレムで虐殺の限りをつくした直後に、聖墳墓協会で涙を流して祈る騎士達…。そして、宗教対立は現在まで続く。ウルバン2世、忘れてはならない名前だ。

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塩野七生

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の

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