基本情報
内容詳細
発生生物学の近年の進展は目を見張るものがあり、発生・再生や進化の仕組みの解明に加え、再生医療や生殖工学などへの応用も著しい。本書は、初期発生、器官形成、進化、再生、発生工学、再生医療について、発生生物学の基礎から応用まで、数多くの図版を用いながら体系的に解説している。また、章末には演習問題も充実しており理解の確認に役立つように配慮されている。各分野の第一線で活躍している執筆者らが講義経験をもとに解説しているので、理学部、農学部、医学部の発生生物学の教科書として最適である。
目次 : 発生学の誕生から発生生物学へ/ 発生の遺伝子制御―細胞分化と遺伝子の差次的発現/ 発生における細胞間のコミュニケーション/ 生殖細胞の形成/ 受精―個体発生のはじまり/ 卵割と胞胚形成/ 原腸形成と三胚葉の由来/ ボディプランの確立/ 外胚葉性器官の発生/ 中胚葉性器官の発生/ 内胚葉性器官の発生/ 再生/ 深化と発生/ 発生工学/ 発生生物学から再生医療への展開
【著者紹介】
塩尻信義 : 1983年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在、静岡大学理学部教授、理学博士
弥益恭 : 1987年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在、埼玉大学大学院理工学研究科教授、理学博士
加藤容子 : 1995年近畿大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、近畿大学農学部教授、農学博士
中尾啓子 : 1991年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在、埼玉医科大学医学部専任講師、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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