第三の敗戦 緊急警告!

堺屋太一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062170987
ISBN 10 : 4062170981
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
追加情報
:
20cm,237p

内容詳細

第1の敗戦は幕末、第2の敗戦は太平洋戦争、そして、下り坂の20年の末にきた大震災が第3の敗戦である。ここで大改革ができなければ、なお日本は負け続ける。新たな建国に踏み出すための方向と方針を示す。

【著者紹介】
堺屋太一 : 1935年大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業とともに通産省(現・経済産業省)入省。通産省時代に日本万国博覧会を企画、開催にこぎつける。その後、沖縄観光開発やサンシャイン計画を推進。78年、同省を退官、執筆・講演活動に入る。98年7月から2000年12月まで小渕内閣、森内閣において経済企画庁長官をつとめた。予測小説の分野を切り開き、経済、文明評論のファンも多い。また、歴史小説にも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • shun( 早瀬俊) さん

    震災直後に購入し読んでいたが、今回の作者の死をきっかけにもう一度読み返す。明治維新から第二次世界大戦までの歴史観は大変分かりやすいし適格だと思うのだが、どうしても戦後の復興を美化しすぎなところもある。オリンピックや万博などのイベントによる活性化、経済至上主義的な感覚は戦後の経済成長期にこの国で働いた人間の悪しき自己正当化であると思う。第三の敗戦は日本が経済至上主義から脱却した北欧型の高度な福祉社会へ転換するチャンスだったのに彼自身がその転換に適応できない戦後の高度経済成長回顧主義に陥っていたということだ。

  • みかん さん

    きわめて残念な本。最初(80ページあたりまで)は良いことを書いている。幕末・明治日本については興味深かった。しかし、先の戦争を「侵略戦争」と決めつけていて、ああやはり腐ってもアカの東大だと実感してしまった。これ以上の外国人受け入れについては、私は大反対だ。彼ら(特に、中国と韓国)は震災の時に真っ先に逃げ出したではないか。所詮、日本社会に馴染まないお客さんなのだ。いざとなったらすぐに日本を捨てて逃げ帰る、そんな人々。(日本と運命を共にするキーンさんのような親日家なら別だが。)TPP参加なども論外。

  • どりたま さん

    明治維新後、大戦後の日本の復興と比較しながら今回の震災復興案を模索するという著し方はわかりやすかった。知識の乏しい私としては、明治維新後、大戦後の日本についてもかなり勉強になった。20年間も低迷した日本、新たな糸口を見つけねば、震災の復興だけでなく、日本事態も大変なことになるのは明らか。真剣に考えるのが国民の義務に思えてきました。

  • 晴れ女のMoeco さん

    今回の東日本橋大震災を、明治維新、第二次世界大戦後になぞらえて、「敗戦」と捉え、今こそ諸制度の革新が必要と説く。今回の「敗戦」からの復興対策として、特に良いなと思ったのは、エネルギー課税、地域主権型道州制、外国人労働者の受け入れかなー。東京一極集中が、外国での風評被害を生んだというのは、目から鱗だったな。欲をいえば、明治維新と戦後の説明より、「第三の敗戦」にもっと重点をおいてほしかったな。読み進めるうちに、学生時代に勉強した官僚制論や、内田樹の「日本辺境論」などの知識とリンクしていくのが快感だったな。

  • Mitz さん

    幕末、終戦、そして今回の東北大震災…。これら三つのできごとを“敗戦”と捉え、比較検証し、今後の進むべき道を説く。過去2つの敗戦から立ち上がった日本だ。今回もきっと復活できる。東北大震災は教科書に載るだろう。将来、自分の子どもに「昔こんなに大変なことがあったけど、みんなで頑張ったから今の日本がある」と誇れるような国にしていきたいものだ。

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人物・団体紹介

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堺屋太一

1935年、大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業。通商産業省(現経済産業省)に入省し、日本万国博覧会を企画、開催したほか、沖縄海洋博覧会や「サンシャイン計画」を推進した。在職中の75年、『油断!』で作家デビュー。78年に退官し、執筆、講演、イベントプロデュースを行う。予測小説の分野を拓き、経済、文明評

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