平成三十年 下 天下分け目の「改革合戦」 朝日文庫

堺屋太一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022643254
ISBN 10 : 4022643250
フォーマット
出版社
発行年月
2004年01月
日本
追加情報
:
15cm,490p

内容詳細

「当たったこともあれば、外れたこともある。だが、時代の雰囲気は見事なまでに当たった」
―― 堺屋太一

1997年からの約1年間、『朝日新聞』に連載された近未来小説。
20年以上も前、平成9年の地点から 平成三十年の日本を予測して書かれました。

もちろん、細かい数字など、当たっていない項目も多いのですが、
堺屋さんの言葉通り、時代の雰囲気はおそろしいほどに当たっています。
堺屋さんの『先見の明』はやっぱりすごかった!

【あらすじ】
(上) 何もしなかった日本
1ドル=300円、ガソリン代1リットル1000円、消費税は20%へ―。
平成30年(2018)の日本はまだ何も“改革"できないでいた!
インフレと不況、少子高齢化と高失業、国際収支の大幅赤字が加速する日本の窮状を救う道はあるのか?“警告と提言"の大ベストセラー

(下) 天下分け目の「改革合戦」
日本改革会議が結成され、国家再生への端緒が開かれる。
産業情報省大臣・織田信介は、官房長の明智三郎、企画課長の木下和夫らとともに、国を二分する改革合戦に打って出るが。
日本は先端国として甦ることができるのか? 緻密な予測で描く近未来巨篇、堂々の完結。


【著者略歴】
堺屋 太一(さかいや たいち)
1935(昭和10)年、大阪市生まれ。東京大学経済学部卒業とともに通産省に入省。通産省時代に、日本万国博覧会を企画、開催にこぎつける。その後、沖縄海洋博、サンシャイン計画の推進などに携わる。1978年通産省を退官後、執筆・テレビ・講演と幅広い活躍を続ける。
1998年7月、経済企画庁長官に就任、2000年12月に退任。以後、安倍晋三内閣の内閣官房参与などを歴任。12年に旭日大綬章を受章した。19年、逝去。
著書に、『油断! 』『団塊の世代』『巨いなる企て』『峠の群像』『知価革命』『日本とは何か』『組織の盛衰』『向い風の朝』『秀吉』『欣求楽市』『あるべき明日』『時代末』『明日を読む』『明日を診る』『明日を想う』『堺屋レポート1997-2001』『「平成三十年」への警告』『団塊の後 三度目の日本』『堺屋太一が見た 戦後七〇年 七色の日本』など多数。

【著者紹介】
堺屋太一 : 1935(昭和10)年、大阪市生まれ。東京大学経済学部卒業とともに通産省に入省。通産省時代に、日本万国博覧会を企画、開催にこぎつける。その後、沖縄海洋博、サンシャイン計画の推進などに携わる。1978年通産省を退官後、執筆・テレビ・講演と幅広い活躍を続ける。1998年7月経済企画庁長官に就任、2000年12月に退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 初美マリン さん

    登場人物の名前があまりに露骨だったのですが、これでは国盗り物語になってしまった

  • まつうら さん

    (上巻の続き)日本改革会議というのが立ち上がって、政府のあり方を問い直す動きが出始めると、物語はちょっとスピード感を増す。現在の政策は供給サイド、つまりは産業界ばかりに目がいっていて生活者サイドの政策がないというフレーズは目からウロコだ。改革の施策としての、法令の10年サンセット制、キャリア官僚の任期10年制という施策もなかなかおもしろい。しかし、物語の後半はめまぐるしく変わっていく政局の行方に着目していて、これら10年制の施策が具体化される様子はなかった。いい話だと思ったのに、ちょっと残念な終わり方だ。

  • どぶねずみ さん

    著者の堺屋太一さんは、およそ25年前にこの小説を書いたけど、ご本人はまるでこの20年後を予測した内容の答え合わせをしていたかのように、今年2月に亡くなってしまった。官僚や政府の仕事は20年以上前から水面下で動いている案件もあるだろうけど、かなり一般市民レベルで当たっていることが多く、経済について詳しくない私でも楽しく読めた。あまり良い方向に傾かない未来、25年前でも確かに予想できたことかもしれない。

  • T K さん

     資源・食料価格の上昇、少子高齢化、非効率部門の温存。輸出競争は激しくなる一方、移民は低学歴が入り高学歴が出ていく。そして中国製の自動車が増える。 護送船団でなく自由を叫ぶ織田総理。法制、公務員任期、首都などの時限化。医療、土地流通、教育などの自由化。無税、無規制、無国籍の完全フリーゾーン設定 。例えば、学生に教育クーポン券を配る。学校は通学してくる学生からクーポン券を回収しそれを政府が買い上げる。学生が来ない学校は、食券も回収できずお客の来ないラーメン屋と同じく潰れるまで!そして総理も潰される…

  • Nobu A さん

    やっと読了。あとがきに「予測小説」だと記され、ちょっと驚き。読書中、どれだけ予測が当たっているかに焦点が行ってしまった。なので、偏った感想かもしれないが、数行の空欄を挟み目まぐるしく展開が変わる手法のせいか、文章に流れが感じられず、読みにくかった。登場人物が比較的多かったの一因かも。予測に関しても、少子高齢化は当時から既に分かっていたし、頻出の「知価社会」と言う表現も馴染みがない。「知識産業」だと市民権を得ていると思うが。外国人労働者増加に触れていないのにも違和感。ただ、著名な作家なので他著に期待しよう。

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人物・団体紹介

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堺屋太一

1935年、大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業。通商産業省(現経済産業省)に入省し、日本万国博覧会を企画、開催したほか、沖縄海洋博覧会や「サンシャイン計画」を推進した。在職中の75年、『油断!』で作家デビュー。78年に退官し、執筆、講演、イベントプロデュースを行う。予測小説の分野を拓き、経済、文明評

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