反逆者たちのアメリカ文化史 未来への思考

堀真理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861106590
ISBN 10 : 4861106591
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
264p;19

内容詳細

女性、黒人、ユダヤ人、メキシコ人…差別・迫害に抗い続けてきた側の視点から、19世紀以降のアメリカ文化を通覧。分断と排除の危機に曝されながらも多様な価値観を包摂してきたアメリカの魅力を提示し、「トランプ現象」以降の行く末を問う。

目次 : 序章 「風に吹かれて」―ボブ・ディランの歌とミュージカル『ハミルトン』/ 第1章 奴隷解放に尽くした黒人女性―「黒人のモーセ」ハリエット・タブマンの数奇な人生/ 第2章 南北戦争へと向かう社会のなかで―ストウ夫人の『アンクル・トムの小屋』/ 第3章 アメリカの侵略戦争を批判する―H.D.ソローの『市民的抵抗』、マーク・トウェインの「戦争の祈り」、E.オニールの『皇帝ジョーンズ』/ 第4章 「黒人野球の女王」―野球殿堂入りした唯一の女性エファ・マンリー/ 第5章 黒人歌手の挑戦―ブルースの女王ビリー・ホリデイの「奇妙な果実」/ 第6章 大人は判ってくれない―『キャッチャー・イン・ザ・ライ』と『ウェストサイド・ストーリー』/ 第7章 二〇世紀の魔女狩り―社会派劇作家アーサー・ミラーの『クルーシブル』と『ヴィシーでの出来事』/ 第8章 「私はあなたのニグロではない」―ラウル・ペック監督、ジェイムズ・ボールドウィンの未完の作品を映画化/ 第9章 メキシコ系アメリカ人の公民権運動とチカーナ・フェミニズム―シェリ・モラガの『英雄たちと聖者たち』と『飢えた女―あるメキシコ人のメーデイア』/ 第10章 いま、移民や難民とどう向きあうべきか―これまでのアメリカ、これからのアメリカ/ 終章 核の時代を生きる―未来へのメッセージ

【著者紹介】
堀真理子 : 青山学院大学教授。著書に『改訂を重ねる『ゴドーを待ちながら』』(藤原書店、2017年、吉田秀和賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • pintarou さん

    アメリカ社会の負の側面を描く。華やかな繁栄の一方でマイノリティへの差別など、思い当たることもしばしば。

  • ぼや さん

    めっちゃ勉強になったし、色んな映画や小説に興味がでてきて、この一冊の本から色んなところに派生していく予感。多くの命が無惨に奪われ、もう二度とその人達の人生が取り返せないことを考えると、人間なんて幸せになっちゃいけないのだと考えそうになる。でもこれから生まれてくる命や若い世代にそんなこと言ってられない。やっぱり今を生きる私たちは、過去は取り戻せないけどそこから学び、同じ過ちを繰り返さないという未来に対する責任を自覚してなきゃならない。今の私に必要な本だった。偉大ではなくても、反逆者でありたい!

  • てり さん

    著者は映画・演劇が専門らしく、それらを絡めながら弱者たちの声を取り上げる。正直なところ、著者の熱量が高くて読んでてちょっと疲れてしまった。

  • 72ki さん

    立ち上がった、告発した、ウォッチした、抗った「反逆者」たちのストーリー。だけど、その「立ち上がる」理由はどれも超ヘビーで、なかなかズッシリとした読書となった。

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