明治維新 1858‐1881 講談社現代新書

坂野潤治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062880312
ISBN 10 : 4062880318
フォーマット
出版社
発行年月
2010年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,227p

内容詳細

「富国強兵」「公議輿論」という複数の国家目標はなぜ実現できたのか。西郷隆盛、板垣退助ら、途上国ニッポンを一等国に導いた指導者を分析し、世界史上稀有な「革命」を政治史家と開発経済学者が捉え直す。

【著者紹介】
坂野潤治 : 1937年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。文学修士。東京大学社会科学研究所教授、千葉大学法経学部教授を経て、東京大学名誉教授。専門は日本近代政治史。主な著書に、『近代日本の国家構想 一八七一‐一九三六』(岩波書店、吉野作造賞)、『日本憲政史』(東京大学出版会、角川源義賞)などがある

大野健一 : 1957年生まれ。一橋大学経済学部卒業後、スタンフォード大学にてPh.D.(経済学)取得。現在、政策研究大学院大学教授。専門は開発経済学、産業政策論。主な著書に、『国際通貨体制と経済安定』(東洋経済新報社、毎日新聞社エコノミスト賞)、『市場移行戦略―新経済体制の創造と日本の知的支援』(有斐閣、アジア・太平洋賞特別賞)、『途上国のグローバリゼーション』(東洋経済新報社、大佛次郎論壇賞・サントリー学芸賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    明治維新というのは1867年だけでなく大日本帝国憲法、国会開設の決まったところまでを明治維新としているのは新鮮だった。維新の志士が攘夷から開国倒幕へと一本道に変わっていくように見えるのはその時の最適解を求めてそれぞれの人が意見をすりあわせて行ったのだと感動した。

  • Rubik's さん

    ★★★★☆

  • ようはん さん

    明治維新近辺の解像度が上がる一冊。幕末諸藩の内、明治維新の最大の立役者は薩摩藩という印象でその強みは西郷や大久保らの立ち位置や思考の異なる人物同士の連携はもとより、他藩内部の異なる派閥同士共巧みに連携できた柔軟性という点。

  • 樋口佳之 さん

    互いに矛盾を起こしかねない雑多な要素を平気で取り込み、目的に応じて適宜取り出すという芸当は、日本人に特徴的な性格であり、どこの社会でも見られるものではない。これをよくいえば柔軟性、包容力、プラグマティズムだが、逆に悪く評価すれば、原理の欠如、節操のなさ、雑種性ということになる。

  • coolflat さん

    安政の五カ国条約〜明治十四年の政変まで。明治維新と戦後アジアの開発独裁はよく比較されるが、違うという。明治時代は独裁者或いは単独政権が長期に渡って抑圧的な開発主義を貫徹した時代ではなかった。明治天皇は名目的な最高権力者であったが、政治の実権は多数の藩閥政治家が入れ替わり立ち替わり握っていた。薩長土肥の合従連衡による柔構造をなしていたのである。富国派の大久保、強兵派の西郷、憲法派の木戸、議会派の板垣、それぞれのリーダーの下に賛同者が結集し、時には連携し、互いを牽制しながら、政権の組み替えがなされたのである。

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坂野潤治

1937年生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学社会科学研究所教授、千葉大学法経学部教授をへて、現在は東京大学名誉教授。専攻は日本近代政治史。著書に『日本憲政史』(東京大学出版会、角川源義賞受賞)、『近代日本の国家構想』(岩波現代文庫、吉野作造賞受賞)など多

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