日本近代史 ちくま新書

坂野潤治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480066428
ISBN 10 : 448006642X
フォーマット
出版社
発行年月
2012年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
461p 18cm

内容詳細

1857年から1937年までの近代日本の劇的な歩みを「改革」「革命」「建設」「運用」「再編」「危機」という六つの時代に区分し通観する。史料を精緻に読み解くことで、図式的な理解を超えて、近代史をダイナミックに捉えなおす。それまでの通説に新たな視点を提供した、後世まで読み継がれるべき記念碑的作品。


※日本史研究者の坂野潤治さんが2020年10月14日にお亡くなりになりました。83歳でした。

東京大学の学生時代には60年安保闘争に全学連の幹部として加わり、その後は日本史研究者として東京大学教授などを経て、東京大学社会科学研究所所長まで務め上げられました。筑摩書房でも多数の著作を執筆いただき、中でも日本の近代化から崩壊までを見事に捉え直したちくま新書『日本近代史』は2013年新書大賞3位にも選ばれました。謹んでご冥福をお祈りするとともに、日本史に新たな視点をもたらしたこの作品を、心をこめてご案内させていただきます。

【著者紹介】
坂野潤治 : 1937年神奈川県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学社会科学研究所教授、千葉大学法経学部教授を経て、東京大学名誉教授。専攻は、日本近代政治史。著書に『近代日本の国家構想』(岩波現代文庫、吉野作造賞受賞)、『日本憲政史』(東京大学出版会、角川源義賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    幕末から戦前までの政治史の流れがよくわかった。特に目新しい主張がある訳ではないが、今までの知識を体系立てて知る事が出来て良かった。

  • 翔亀 さん

    幕末から1937年(日中開戦)迄の政治の通史である。が、ただの通史ではない。維新という革命から建設、再編、危機を経て崩壊と至る<政治>の流れを、各段階ごとに論点をどう選択した結果であったかを、史料を引用しながら生き生きと描く。特に、大正デモクラシー以降、議院内閣制と二大政党制を目指しながら定着せず、太平洋戦争に向けて崩壊していった政治を描く筆は迫力満点だ。ひとえに、2011.3.11を1937.7.7に重ね合わせる筆者の、現在の視点からの意味づけが与えられているからだろう。総選挙の今日、深く想いを馳せる。

  • Book & Travel さん

    苦手な近現代史の勉強のために通読。本書では、明治維新の10年前の1857年から、盧溝橋事件が起こり日中戦争に突入する1937年までの日本の80年間を、改革、革命、建設、運用、再編、危機の六つの時代に区分して説明している。特に政界での勢力の対立に焦点が絞られ、国際情勢や社会史・文化史はほとんど触れられていないが、その分かえって政治史の流れが掴みやすく、腹に落ちた感じがした。最後に1937年以降を崩壊の時代と位置付けながら、異議を唱える者が絶えはてた時代を書く能力は自分にはない、と筆が置かれるのも印象的。

  • よこしま さん

    常に手元に置いておきたい本、これが本音です。先日レビューした『日本のいちばん醜い日』や『日本のいちばん長い夏』を読むにしろ、基礎知識がないと読めませんでした。どの本が好いか否か関係なく、「〜長い夏」のような本当に短い期間の話しであっても、それまでの過程があった上でアクションが起きたことですから、どうしても著書や同じような近代史の本は必要になります。◆著書の特徴としては幕末から対戦前までの期間を、改革・革命・建設・運用・再編・危機と分割し、時代の流れを読みやすくしてます。10回は読み頭に叩き込みたいです。

  • yamahiko さん

    幕末を基点に日中戦争に至るまでの政治史を丹念に概説。正確に史実を知ることの大切さを学んだ。再読の価値あり。

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人物・団体紹介

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坂野潤治

1937年生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学社会科学研究所教授、千葉大学法経学部教授をへて、現在は東京大学名誉教授。専攻は日本近代政治史。著書に『日本憲政史』(東京大学出版会、角川源義賞受賞)、『近代日本の国家構想』(岩波現代文庫、吉野作造賞受賞)など多

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