ゼロ円ハウス

坂口恭平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784898151174
ISBN 10 : 4898151175
フォーマット
出版社
発行年月
2004年07月
日本
追加情報
:
20×20cm,199p

商品説明

坂口恭平が東京・大阪・名古屋の3都市をフィールドワークし、撮り続けた路上生活者たちの家々が、一冊の写真集になりました。路上を生活の場とする彼らが作る家には、意識と無意識が色濃く反映され、溢れるほどの個性と機能性が混在している。本書は、路上に設置された住居の写真を中心に、ユーモラスな解説や詳細なスケッチなどを加え、「家」という箱、本来の意味を問いかけます。既存の建築スタイルには収まりきらない路上の家に、独自の視点で迫る全く新しい写真集です。

※発売日・価格・仕様等に関しましては、予告なく変更になる場合がございます。

内容詳細

鳥が巣を作るように、人間も家を建てることができる。走る家/玄関が滑り台/朝顔の塀…すべて総工費0円。

目次 : 名古屋(白川公園周辺)/ 大阪(大阪城公園/ 釜ヶ崎)/ 東京(多摩川/ 新宿中央公園/ 戸山公園/ 隅田川)

【著者紹介】
坂口恭平 : 1978年熊本県生まれ。2001年早稲田大学理工学部建築学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 寛生 さん

    【図書館】路上生活者は〈強い〉のだろうか、〈弱い〉のだろうか?本当に〈強い人間〉とはこういう生活をしている人達なんじゃないかなって、ふと思う時がある。シブトク生きようとしているその姿ーそして、その想像性。「新宿西口と都庁を結ぶ通路」に以前ホームレスが段ボールをしいて生活していた箇所には、今では「奇妙な物体」が置かれ、その壁には金髪のキムタクの顔写真の横に「SKINSHIP love & Aesthetic」という横文字の148頁の写真が特に印象的。ヘタな社会学の本よりこちらのほうがずっと面白い。

  • shikada さん

    路上生活者が0円で作った家の写真集。家の材料は、ビニールシート、廃材、鉄骨、土管、ダンボール。橋や高架下の家は屋根を設けず、たびたび撤去される公園内の家は解体・持ち運びがしやすい構造になっている。生物が進化するように、家が環境に適応している。アート作品と呼んでも良いような家も多い。著者は、貧困とか社会問題といったテーマよりかは、「家」の概念を問い直して、建築の多様性をクローズアップしたかったのではないかと感じる。

  • 朝日堂 さん

    浮浪者たちの住居写真集。坂口は反体制というスタンスで表舞台に現れた人なので、目線が一般人と大きく異なる。このビニールハウスを、新しい建築の様式と捉えるところや、資本主義制度に対する猛烈な批判など、言動が賑やかでおもしろい。たとえば「首相や大臣の顔はテレビで見るけれども会ったこともないし、本当にいるのか疑わしい程度にしか存在感がない」と主張し、自ら内閣総理大臣になり国家(らしきもの)を樹立させた。その後どのようにして国家を国家たらしめんとしているのかは不詳だが、うんと息巻いて世間を驚かせてほしいものである。

  • ふじ さん

    DIY住宅系の本かな〜と思ったが、完全にホームレス住宅の写真集だった。2000年代前半の本なので、今では見られない光景も多そう。都会の公園や路上に現れる小屋の数々が、住人の人となりや中のレイアウト、外にはみ出した独特なインテリア共々紹介される。大工や電気工事士、料理人や芸術家など、一芸がある人もまま見られる。お金がない、という部分ももちろんあるのかもしれないが、世俗の価値観から距離を取りたい、という意思も感じられなくもない。時代や国が違えば、別にこの暮らしもおかしなことない気がして。

  • ふろんた さん

    中はこうなってるのかあ。2000年撮影とあるが、写真の質のせいもなのか周りの景色のせいか、多摩川のはもっと古い時代のようにも思える。でも、普通近寄れない場所によく行ったもんだね。

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人物・団体紹介

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坂口恭平

1978(昭和53)年熊本県生れ。2001(平成13)年早稲田大学理工学部建築学科卒業。’04年に日本の路上生活者の住居を収めた写真集『0円ハウス』を刊行。その後、『TOKYO 0円ハウス 0円生活』『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』を発表し、「都市の幸」をもとに金を使わず生きる術を示す。東日本大

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