あたらしい哲学入門 なぜ人間は八本足か?

土屋賢二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163730400
ISBN 10 : 4163730400
フォーマット
出版社
発行年月
2011年02月
日本
追加情報
:
20cm,269p

内容詳細

自虐的おもしろエッセイが好評を博している哲学者・土屋賢二が、満を持して発表する「極めてまじめな」哲学の入門書。才色兼備な女子大生を熱狂させた、伝説の哲学入門講義がここに復活。

【著者紹介】
土屋賢二 : 1944年岡山県生まれ。お茶の水女子大学名誉教授。専門は哲学。50歳のとき処女作『われ笑う、ゆえにわれあり』(文春文庫)を出版して以来、多数のユーモアエッセイ集と少数の哲学書を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いろは さん

    著者の作品に多い、考えることをテーマにした作品。ウィトゲンシュタインやアリストテレスを勉強してから読むと、もっと面白いかもしれない。印象的だったのは、生死には無数の側面というのがあって、私達はきっと、その無数の側面の中の小さな小さなつまらない側面だけを抜き出して、拡大することよって、「好き、嫌い。」のように、「人生がつまらない。」とか、「死にたい。」とかいう感情が出来てしまうのだと、普段から時々「死にたい。」と思ってしまう私にとって、考え方の変わる出来事だった。やっぱり普段から脳の容量を広げる必要がある。

  • NOBU さん

    実は、前に読んだ「哲学講義」や「哲学塾」の方が良かったです、スミマセン。 気になるのは「本当の自分とは何か?」ということで、それは昨日読んだ小説の中でも問われていた事である。自分とは、知るのではなく決める事、結局、サルトルの言うように「自分は自分が選んだ通りのものになる」のだろうか? 単純化論法に陥りそうな心情は理解できるが、私は普段十秒単位でものを考えているから、様々な議論が全て問題に感じる。無数の側面を考えるので情緒不安定なのだ。複雑化論法?(笑) 全ての現象は予め決められている、決定論がいい。

  • Gatsby さん

    真面目な土屋先生本。学生に講義をしているという体裁で、1時限目から10時限目まである。講義形式なので、もちろん話し言葉で書かれていてとっつきやすい。哲学を考える上で、問いのたて方がいかに大切であるかが色々な例を引いて語られる。問いのたて方が間違っている、そもそも問題として間違っているので、答えられない問いが多いというのは面白かった。また、挙げられる例が土屋先生らしくて良い。「どんなことでも、一つの側面だけを取り出して、それがすべてであるように描写して結論を出す」いう単純化の論法の話が一番私の興味を引いた。

  • 日向夏 さん

    ユーモアにあふれたエッセイに慣れているが、真面目な土屋先生の講義もすんなりと受け入れられる。容易に答えられない哲学的な問いは、そもそも問いとして成り立っていないのではないかと。そう考えると、そんな難問を前に立ち尽くしているのは、時間がもったいないだけになってしまう。たいへん参考になる視点を教えていただいた。

  • calaf さん

    (ほとんど)全ての哲学的問題には、既に解答が存在する。それらは二種類、つまり「なぜ人間は八本足か?」(問題として間違っている)と「睡眠作用があるから眠くなる」(同じ事を言い換えただけ)という二つのタイプになってしまう......こんな説明初めて聞いた。え?と思うけど、説明を聞く(読む)と納得してしまう...

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土屋賢二

1944年岡山県生まれ。お茶の水女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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