土屋耕一のことばの遊び場。

土屋耕一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865010411
ISBN 10 : 4865010416
フォーマット
発行年月
2013年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
532p;20

内容詳細

「読む人をおもしろくする本。」---糸井重里
「誰でも真似がしたくなる。」---和田誠
『土屋耕一のことばの遊び場。』はこんな本です。

ポイント1 2冊組です。和田誠編と糸井重里編にわかれます。土屋耕一さんのことばの仕事と遊びの世界は、とにかく豊潤です。のこされた土屋さんのさまざまな文章から和田誠・糸井重里のふたりが選びぬき、2冊に分けて編みました。回文を中心とした、ことば遊びの広場は「回文の愉しみ」(和田誠・編)へ。コピーや仕事論を中心とした、考え遊びの広場は「ことばの遊びと考え」(糸井重里・編)へ。どちらの入口もたのしいです。四六版288ページ+244ページ、合計532ページ。非常にぶあつい内容になってます。

ポイント2 和田誠、糸井重里ふたりの解説とコラムが入ります。章ごとに、「回文の愉しみ」には和田誠さんの「ことばの遊びと考え」には糸井重里の解説コラムが入ります。土屋さんの広大な遊び場を読み進んでいく、道しるべのような役割を果たします。

ポイント3 全体的な制作は、松家仁之さんが担当しました土屋郁子夫人の全面的なご協力のもと、本にしあがるまでのすべての編集行程を?土屋耕一さんを敬愛する、小説家で編集者の松家仁之さんが担当しました。2冊組のこの本が、「書棚にずっと置いておいて、気が向いたときに読み返す」ことに耐えうる、重厚なつくりになっているのも、松家さんのきめこまかな編集作業のたまものです。

ポイント4 イラストは、矢吹申彦さん、和田誠さん、そして、土屋耕一さん。本の装画、本文内の挿画は、矢吹申彦さん、和田誠さん、土屋耕一さんによるものです。矢吹さん、和田さんの描いた土屋さんの貴重な肖像画を本のケース両面にカラーで印刷しました。そして、両巻とも、表紙は土屋耕一さんのイラストです。これは、土屋さんが私信のFAXに添えて描いたものだそうです。3人の画がちりばめられているので、とても「かわいらしい」本に仕上がっています。

ポイント5 ブックデザインはもちろん、和田誠さん。本の装丁は和田誠さんが担当しました。ケースに刷られた「土屋耕一のことばの遊び場。」の文字はフォントではなく、和田誠さんの手描きです。それから、この本は、いまではほんとうにめずらしくなった「写植」で文字を打った本です。文字自体の美しさ、ページのなかの文字のそろい方、写植ならではの本の読みやすさを?味わっていただければうれしいです。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あふもん さん

    ニ冊で一冊の本です。正直、かなり言葉に興味のある人でないと『回文の愉しみ』の方なんかはけっこうしんどいと思います。回文などもやっぱり最初のいくつかのインパクトを受けた後はそうとうバリエーションがないとなかなか愉しめないのは否めない。でもその中の節々にプロ感、仕事人感、ええおっさん感を垣間見ることができるし、なかなか真似できるものじゃないよなぁと思います。そしてそれは糸井さん編の『ことばの遊びと考え』の方でかなり感じれます

  • ちゃありぃ さん

    ことば、は面白い。そして、あれです、この本は凄く、面白い。土屋耕一さんの文章をもっともっと読みたくなりました。

  • 田氏 さん

    図書館本にて「回文の愉しみ」のみ読了。回文の魅力は妙なもので、当初は興味もなく、作ってもせいぜいが「マヤの山」程度だったものが、いつの間にやらTwitter上では回文ばかり呟いてゐる。クオリティは相変わらず低空飛行しているが、そんな私でも向上心くらいはある。もう少し了見を広めるべく、回文と言えば土屋耕一、土屋耕一といえば回文ということで本書を読んでみた。言葉の冴えが違いすぎて冒頭10分で筆を折る。これがプロの業か。恐ろしいものを見た気がして肝を寒からしめた。「肝胆、冴える筆で震え惨憺か」まだ修行が足りぬ。

  • iku さん

    「君のひとみは10000ボルト」の人。言葉と自由に戯れた人なんだなあと思う。時代を担う発想者としての挟持をもちつつ、実に楽しげに、惜しみなく(湯水のように)自らの考え方を開示している。プロの仕事としてのコピーライトにも、クリエイティブ仕事と切り離せない時流の影響があると思うのだけれど、その時々の良い悪いのジャッジが、今でも瑞々しい感じがして気持ちいい。「土屋耕一が作ったキャッチフレーズ100」、懐かしさと、何か懐かしさだけでない新鮮さを感じるラインナップです。

  • ぽん さん

    言葉って楽しいなあ。回文は本当にやってみたくなりました。読みながら驚いたりにやつけたり。遊び場が無限に広がっている様が楽しかったです。

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人物・団体紹介

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土屋耕一

1930年東京生まれ。資生堂宣伝部を経て、1960年に日本初の広告制作会社として設立されたライトパブリシティに入社。イラストレーター、デザイナーの和田誠などと組み、コピーライターとして活躍、多くの企業広告を手掛ける。1976年には独立し、「土屋耕一の仕事場」をスタートさせた。2009年逝去(本データ

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